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建設業界動向

2021.03.10

街角景気が4カ月ぶり好転!建設業では住宅リフォーム好調との調査結果も

内閣府が毎月発表する景気ウォッチャー調査。その結果は昨年11月から連続して前月を下回っていましたが、今年2月は久しぶりに好転しました。また民間調査では、昨年第4四半期の住宅リフォーム市場がHOTだったとの結果が出ています。

 

現状判断指数、先行き判断指数ともに上昇

こんにちは。アークシステムのプロモーション担当・辻内です。今回も早速、2021年2月の景気ウォッチャー調査結果から見てまいりましょう。

○現状判断指数(DI、季節調整値)は前月差10.1ポイント上昇

・現状判断DIは41.3(前月31.2)

・家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇

・企業動向関連は前月差+6.8ポイント。非製造業は+7.9ポイント

○2~3カ月先の景気の先行きに対する判断指数も前月差11.4ポイント上昇

・先行き判断DIは51.3(前月39.9)

・家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇

・企業動向関連は前月差+9.9ポイント。非製造業は+11.3ポイント

新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった影響でしょうか。

全般的に良い結果でした。

ただ建設業界の声は決して楽観的ではありません。

「【現状判断:変わらず】新型コロナウイルス禍のなか、民間設備投資について業種による濃淡が鮮明になってきている。足元の受注競争は激しく、次年度工事の受注が積み上がってこない状況にある」(北海道・建設業 役員)

「【現状判断:変わらず】建設関連業界は基本的に官高民低の状況にある。都市部では民需も比較的旺盛である」(北海道・建設機械リース 営業担当)

「【現状判断:悪い】建設業では、公共工事以外は新規プロジェクトが少なく、民間からの受注もほとんどない」(南関東地方・住宅販売会社 経営者)

「【現状判断:やや悪い】個人住宅の問合せは例年並みであるが、企業からの設備投資の話が減っている」(近畿地方・建設業 経営者)

「【現状判断:やや悪い】ゼロ国債、ゼロ県債等の工事発注が大いに期待されているが、なかなか発注されてこない。特に、地方の発注機関では対応が遅く、また、天候も良く工事期間の短縮にもつながったため、今年は例年になく手持ち工事の完成が早かった。工事の早期発注を期待している」(九州地方・建設業 社員)

……現状判断についてはまだまだ厳しいコメントが並びます。

少なくとも民間工事については、

まだあまりポジティブな声は上がっていないかな……と。

ただ、

先行き見通しについてはトーンが変わってきます!

「【先行き判断:やや良い】新型コロナウイルス禍が終息するめどが立ったのか、これまで凍結していたホテル建設工事の見積り依頼が複数件あり、僅かながらに建設業界の景気が回復すると期待している」(北海道・建設業 従業員)

「【先行き判断:やや良い】得意先での契約が決まりつつある。それに伴って見積りの件数も増えてきている」(南関東地方・建設業 従業員)

「【先行き判断:やや良い】建設関係の人は年度末まで仕事があり、遊びたがっている様子があるため、景気はやや良くなる」(中国地方・タクシー運転手)

「【先行き判断:やや良い】今月に入り、客からの問合せや来社が増え、仮契約に結び付いて今後の受注が上昇する見込みである」(沖縄県・建設業 経営者)

熱帯びる住宅リフォーム市場

また前回の記事で長期優良住宅化リフォーム推進事業に触れるとともに、

「いわゆる『新常態』に住まいを合わせる動きもあるため、リフォーム需要は盛り上がるのでしょう」と述べました。

矢野経済研究所による住宅リフォーム市場の短期的な市場トレンド調査によると、

やはり盛り上がっているようですね。

出所:()矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査~2020年第4四半期及び2020年計~」2021226日発表

プレスリリースから一部引用させていただきます。

「2020年(1~12月計)の住宅リフォーム市場規模は、6兆5,333億円(速報値)、前年比で0.03%減と推計する。4月の緊急事態宣言の影響で、当初は大きく落ち込んだが、その後は徐々に落ち着きを見せた。このような状況下にあっても、前年とほぼ同じ規模まで市場が回復した要因は、レジャーや旅行などの支出が減った分、在宅時間が長くなったため住空間への支出(投資)が増えたことにあると考える」

また見逃せないのは「2020年第4四半期は大幅な増加率となっているだけでなく、四半期のみで2兆円を超えるという例年にない規模まで拡大している」という点です。このトレンドは2021年も続くと同社は予測していますが、ただ「感染状況が落ち着きを見せると、自粛をしていたレジャーや旅行などへの支出が増えることが想定される。こうした場合、一転してリフォームなどへの支出を控える傾向になるため、市場は低迷する可能性が高い」とも。

弊社のお客さまでは、

特に拾い出しソフト『ヒロイくんⅢ』のユーザー企業様が

数多く住宅リフォームを手掛けられています。

この上昇トレンドを逃すことなく、

素早く案件を受注していっていただければ幸甚です。

もちろん積算業務を『楽王3』で効率化するのも有効でしょう!

◆参考記事

拾い出しソフトと連携して効率を上げられる?

お気に入り設定で積算ソフトの効能を最大限引き出す

■【楽王3で圧倒的に工数削減!①】画面構成&物件コピー編

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