こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。
建設業の積算業務において、図面からの拾い出し作業は非常に重要です。
そして、この拾い出し作業は時間と手間がかかる作業でもあります。
特に、PDF図面から数量を手作業で拾い出す際には、拾い漏れや計算ミスのリスクもあります。
そこで今回は、PDF図面からの拾い出しを効率化する方法や、専用ツールの活用メリット、ソフト選びのポイントについて、詳しく解説します。
拾い出し作業の負担にお悩みの方は、ぜひお読みください。

目次
PDF図面からの拾い出しは専用ツールが便利!
PDF図面からの拾い出しは、手間のかかる作業の一つ。
限られた人員の中、拾い出しに人手を取られるのは、建設業者や一人親方にとって大きな負担です。
そんな拾い出しの負担を軽減するためにおすすめなのが、専用ツールの活用。
専用ツールを活用することで、作業の効率化と精度向上を実現できます。
図面からの拾い出しでツールを使うメリット
PDFからの図面拾い出しに専用ツールを利用することには、次のようなメリットが期待できます。
メリット1:作業スピードが飛躍的に向上する
従来の方法では、図面上で寸法を計測し、電卓で集計し、表計算ソフトへ転記するという手順を踏む必要がありました。
専用ツールであれば、PDF図面をソフトに取り込み、マウスで指定するだけで数値が瞬時に算出されます。
半日から丸一日以上を要していた拾い出し業務が、数時間で完結するケースも珍しくありません。
メリット2:作業品質が安定する
アナログ作業では、数値の読み間違いや集計時の計算間違い、二重拾いなどが起こりやすい傾向にあります。
ソフトウェアによる処理なら、システムが数値を自動的に処理するため、こうした人的要因によるエラーを大幅に抑制できます。
信頼性の高いデータで見積を作成できるため、予算超過のリスクも軽減できます。
メリット3:技術継承がスムーズになる
図面の読解には専門的な訓練が必要で、熟練者でなければ対応できないという状況が生まれやすいです。
ツールの導入により、経験の浅いスタッフでも一定水準の成果物を作成できるようになります。
業務が特定の人物に依存する状態から脱却でき、組織として安定した対応力を維持することができます。
メリット4:過去データの活用が容易になる
ツールで作成したデータは、デジタル形式で保存・検索が可能です。
似た規模や構造の過去案件を参照することで、おおよその数量感を把握でき、大きな見落としを防ぐことができます。
蓄積したデータを業務改善や効率化の分析に役立てることもできます。
拾い出し作業の概要や効率化のためのコツについては、こちらでもわかりやすく解説しているので、ぜひご覧ください。
積算の拾い出し(数量拾い)とは?手作業の問題点や効率化のコツも
一人親方のための拾い出しのコツを紹介!図面から見積もる方法は?
PDF図面から拾い出しができる「ヒロイくんⅢ」
アークシステムでは、PDF図面やCAD図面から簡単に拾い出しができるソフト「ヒロイくんⅢ」を提供しています。
ヒロイくんⅢの特徴
「ヒロイくんⅢ」には、以下のような特徴があります。
直感的な操作が可能!
「ヒロイくんⅢ」は、シンプルな操作性が最大の特徴です。
PDF図面やCADデータ(DXF)を読み込み、画面上をマウスでクリックするだけで、長さ、面積、個数といった必要な数値を拾い出せます。
専門的なCADの知識がなくても、初心者やパソコンが得意でない方でも直感的に操作が可能です。
▽床、壁、長さの同時拾い

ミス防止のための設計!
ミスが起こりにくい設計も特徴の一つ。
拾い出した箇所は色付きのマーキングで図面上に表示され、拾い出し状況を一目で把握できます。
これにより、数量の抜けや重複を目視で確認できます。

自動化で負担削減!
拾い出し結果はソフト上で自動集計されるため、個別に電卓を叩いたり表を作成したりする手間が不要です。
集計した数量表や拾い出したした図面はExcelファイルに出力でき、見積書に添付する拾い形跡の提出も簡単に行えます。
ヒロイくんⅢの導入メリット
「ヒロイくんⅢ」を導入することで、次のような効果が期待できます。
作業時間を最大50%※削減
複雑な図面の拾い出し作業に長時間を要していた場合でも、ソフトの活用により作業時間を最大半分程度まで短縮できます。
※当社調べ
創出された時間で別案件の見積作成や顧客への提案準備といったより付加価値の高い業務が可能になり、受注機会の拡大につながります。
月額3,800円の圧倒的コストパフォーマンス
「ヒロイくんⅢ」では、高額な永続ライセンスの一括購入は不要。
月額3,800円(税込)から利用でき、必要な期間だけ契約できるため、初期投資を大幅に削減できます。
数十万円する専用ソフトの導入には踏み切れなかったという方でも、月額制なら安心して始められるのではないでしょうか。
楽王シリーズとの連携
「ヒロイくんⅢ」は、アークシステムの見積ソフト「楽王シリーズ」とデータ連携が可能です。
拾い出した数量データを楽王にインポートすれば、拾い出しから見積作成まで、一気通貫で行えます。
一連の事務作業がスムーズに行えるようになれば、担当者の作業負担は大きく軽減されるでしょう。
PDFに対応した拾い出しソフトを選ぶ際のポイント

PDF図面に対応した拾い出しソフトを選ぶ際は、PDF対応以外にも確認すべきポイントがいくつかあります。
ここでは、必ず確認したいソフト選びのポイントを5つご紹介します。
①扱える図面フォーマットの種類は豊富か
PDF対応は基本として、他の図面フォーマットにも幅広く対応しているかを確認しましょう。
取引先から受け取る図面は、Jw_cad形式、AutoCAD形式など、案件によって異なる場合があります。
多様な形式に対応したソフトを選択することで、図面変換の手間を省き、スムーズに業務を進めることができるようになります。
②使いやすいか
高度な機能を備えていても、操作手順が複雑では現場に浸透しません。
専門知識を持たないスタッフでも簡単に使い始められるような、直感的な設計であることが理想です。
PC操作に不慣れな社員がいる場合は、特に操作のシンプルさを重視して選定することをおすすめします。
③導入後のサポート体制は手厚いか
ソフトの利用を始めた後には、どうしても操作上の疑問点やシステムトラブルが発生します。
ここで大切なのが、ソフト導入後のサポート体制が万全かどうかです。
問い合わせ窓口の対応時間、連絡手段の種類、リモート支援の有無などを事前に把握しておきましょう。
建設業特有の用語や業務フローを理解したスタッフがサポートしてくれる製品であれば、より安心です。
④費用対効果は妥当か
無償版のソフトも存在しますが、価格だけで判断するのはおすすめしません。
機能の充実度、使い勝手の良さ、サポートの質などを総合的に評価し、支払う金額に見合った価値が得られるかを見極めることが肝心です。
⑤見積作成システムとの接続性は優れているか
拾い出したデータを見積書の作成に直接生かせるかどうかは、業務効率を左右する重要な要素です。
見積システムとの連携機能があれば、拾い出しから見積完成までの工程を一本化でき、二重入力の手間を省けます。
Excelへの書き出し機能や、自社で使用中の見積ツールとの互換性についても確認しておきましょう。
PDF図面の拾い出しはツールで効率化!「ヒロイくんⅢ」がおすすめ
PDF図面からの拾い出し作業は、専用ツールを活用することで、作業時間の大幅な短縮とヒューマンエラーの削減を実現できます。
「ヒロイくんⅢ」をはじめとしたツール導入で、拾い出し・積算作業の効率化を図りましょう。
ただしツールを選ぶ際は、PDF対応だけでなく、操作性、サポート体制、コストパフォーマンス、積算見積作成システムとの連携といった複数のポイントを総合的に判断することが大切です。
適切なツールを導入することは、業務の属人化を防ぎ、組織全体の生産性向上につながります。
ぜひ、自社に合った拾い出しツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
月額制から始められる!積算ソフト「楽王シリーズ」
アークシステムは、ITツールを通して、建設業に携わる方の業務をサポート。
建設業で特に手間のかかる拾い出し・積算見積をサポートする「楽王シリーズ」を提供しています。
月額制で始めやすく、続けやすい。「楽王Link/Crew」
拾い出し後の見積作成には「楽王」が活躍します!
単価データには全日出版社の「積算実務マニュアル」の情報を収録。
民間/公共工事の両方に対応し、切り替えて積算が可能です。
検索機能により目的の材料がスムーズに見つかるため、単価の確認にも活躍します。
コストを抑えて自社仕様にフィット。「楽王3」
「フルオーダーなら理想の仕様にできるけれど、 コストが合わない…」
「たくさん見積ソフトがあるけれど、 自社に合うものがわからない…」
「積算ルールがバラバラで、 運用の整理もしたい…」
そんなお悩みに応えるのが、セミオーダー型積算ソフト「楽王3」。
フルオーダーのような高額なコストをかけずに、自社に最適な環境を構築できます。
貴社の運用を丁寧にヒアリングし、最適なカスタマイズと運用方法をご提案します。
ソフトの導入を機に、業務の見直しや整理を進めたい企業様にも最適です。
まずは、どんなお悩みもご相談ください!
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