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積算の基礎知識

2022.02.16

積算における直接仮設費とは?内訳や共通仮設費との違いを確認!

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。

 

建設工事を進めるためには、建設する建物以外にも工事に必要な「仮設物」を設置する必要があります。

今回はそんな工事に欠かせない仮設物にかかる費用の中で「直接仮設費」について解説します。

 

積算における直接仮設費とはどんな費用なのか?

直接仮設費の内訳や内容、共通仮設費との違いなどについて詳しくご紹介します。

働く作業員

 

積算における直接仮設費とは?仮設費に含まれるものを確認

建設工事の現場には、さまざまな仮設物が設置されることをご存じでしょうか。

高所作業のための足場や安全確保のための転落防止ネット、仮設事務所や仮設トイレ、周辺に騒音や粉じんなどが影響しないための養生など、これらは工事が終わるとすべて撤去される仮設物です。

 

完成品として残るわけではありませんが、工事を進めるために必要なもので、これら仮設物の設置費用を「仮設費」といいます。

 

仮設費は、その内容によって「直接仮設費」「共通仮設費」の2つに大別されます。

なお、土工事では山留、水替え設備といった科目単独の費用として「工事別仮設工事費」が含まれることもあります。

  • 直接仮設費:足場や養生など建物本体を建てるために直接必要な仮設物の設置費用
  • 共通仮設費:作業ごとの仮設物ではなく、工事全体を進めるために必要となる仮設物の設置費用

 

直接仮設費は、作業や工程ごとに必要・設置する仮設物の設置費用です。

具体的な内訳を以下にご紹介します。

 

直接仮設費の内訳

■水盛・遣方(みずもり・やりかた)費

建設工事の作業や工程に着手するために、建物の正確な位置を出すための作業費用です。

基準となる地面の高さを決め、遣方杭を立てて板材でつなぎます。

 

■墨出し費

床や壁、柱、天井などに工事中に必要な通り芯や高さの位置を線で記す作業の費用です。

 

■現寸型板(げんすんかたいた)費

図面だけでは表現できない複雑な場所を、板などを使って表現するための費用です。

 

■足場桟橋設備費

高所で作業するための足場や、水上や水中作業のためにかける桟橋などの設置費用です。

 

安全設備費

高所での作業に対して、転落防止のネットや幅木を設置する費用です。

 

■機械器具費

工事や作業に必要な電気設備などの機器を設置する費用です。

 

■一般養生費

作業で発生する汚れやダメージなどから周囲や建設物そのものを保護するため、養生シートやボードなどを設置する費用です。

 

■屋内整理清掃費

工事によって発生する廃材やゴミの片付け、資材や設備の整理整頓にかかる費用です。

 

■運搬費

資材を作業場所まで運搬する費用です。

 

■発生材処分費

現場で発生する資材や梱包材などのゴミを産業廃棄物として処理する費用です。

処分費用のほか、処分場までの運搬費用なども含まれます。

 

積算における直接仮設費と共通仮設費の違いとは?

工事現場

直接仮設工事とは、作業や工程一つひとつに対して個別にかかる仮設工事です。

 

たとえば、A建物の高所作業をするための足場やゴンドラの設置、B箇所での外壁工事で発生した廃材の処分費用、C箇所での塗装工事のための養生シート設置などです。

それぞれの作業を行うために直接必要な仮設工事で、工事費の内訳においては「直接工事費」に含まれ、一つひとつの費用を積み上げて算出します。

 

一方、共通仮設工事とは、建物本体の工事作業に直接関係はしないものの、工事全体を進めるために必要となる仮設工事です。

 

たとえば、仮設事務所や仮設トイレ、工事現場全体の防音ネットや消火設備などが該当し、それらを設置するための費用が共通仮設費です。

工事費の中では共通費に含まれます。

 

共通仮設費は、個別の費用をそれぞれ積み上げて算出するか、または直接工事費に対する共通仮設費率を用いて算出します。

 

共通仮設費の内訳や算出方法についてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

積算における共通仮設費とは?内訳や計算方法など詳しく確認!

 

積算における直接仮設費とは何かを知ろう

積算における直接仮設費とは、建物本体を建てるために直接必要となる足場や桟橋、養生といった仮設物を設置・撤去するための費用です。

高所作業のための足場や安全確保のためのネットや幅木、養生などのほか、工事着手のために必要な水盛・遣方・墨出しなどの費用も含みます。

 

仮設工事費は、直接仮設費と共通仮設費に大別することができ、直接仮設費は直接工事費、共通仮設費は共通費に含まれます。

 

共通仮設費は、仮設事務所や仮設トイレのように工事現場全体で必要とする仮設工事が該当し、直接工事には関わらないという点で直接仮設費とは違いがあります。

 

工事後に撤去されてしまうような仮設物などにかかる費用も一つずつ正確に把握しなければならない積算業務では、積算見積ソフトが便利です。

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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