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セキさんのお役立ちブログ

積算の基礎知識

2026.03.24

リフォームにおける積算とは?流れと注意点をわかりやすく解説

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。


リフォームの積算、どこから手をつければいい?  と戸惑っていませんか。

積算は利益に直結する重要な業務ですが、現場ごとに条件が異なるため、コツをつかむまでは難しく感じるものです。

今回は、積算の基本から具体的な進め方、ミスを防ぐ注意点、そして効率化のヒントまでをわかりやすく解説します。

リフォーム積算のために現地調査をする作業員

リフォーム工事における「積算」とは?

積算とは、「工事を完成させるためにいくらかかるか」を明らかにする作業です。

着工に先立って用意する設計図や仕様書をもとに、必要となる資材・人員・作業量などを洗い出し、費用として積み上げます。

リフォームの場合、建物の状態や顧客の要望によって内容が大きく変わるため、似たような工事であっても、ゼロから丁寧に積み上げる必要があります。

積算の精度が低いと赤字工事につながりかねないため、積算は事業の健全な運営のために欠かせない業務です。

 


また、積算にあたって「拾い出し」という作業が発生します。
拾い出しについては関連記事をご確認ください。

 

積算と見積の違い

「積算」と「見積」は混同されやすいですが、担う役割はまったく異なります。

■積算

工事にかかる原価を計算する、
いわば社内用の数字

■見積

積算で出した原価に自社の利益分をのせて発注者に提示する金額を算出

原価のみで構成される積算額には、利益が含まれていません。

間違えて積算額をそのまま顧客への提示金額にしてしまうと、会社として何も利益を得られないことになります。


積算=原価」「見積=提示価格」という関係をしっかり頭に入れ、正確な見積提示に結びつけましょう。

 

リフォーム工事での積算の流れ

積算見積後にリフォームを進める様子

リフォーム工事の積算工程:人材の確定→資材の算出→工事費用の計算→書類の作成

 

①人材の確定

工事を担う職人・技術者の選定と、それにかかる労務費の算出です。

労務費は工事費全体に占める比重が大きく、ズレが積算全体に影響を及ぼします。

「どの分野の技術者が何名、何日間必要か」を工事の内容に照らし合わせ、具体的に整理していきましょう。

 

例えば、洗面所のリフォームで洗面台交換と床・クロスの張り替えを同時に行う場合、

水回りの専門職人と内装職人の両方が必要で、さらに既存設備の取り外しや廃材の運び出しにかかる作業も費用として計上します。また、状況に合った必要日数も設定する必要があります。

 

このとき、労務費は労務単価を基準に考えていきます。
労務単価は、国土交通省が公開している歩掛りのデータを活用しましょう。

💡

労務単価の目安:公共建築工事標準単価積算基準


②資材の算出

次に、工事で使用する資材・材料の品目と数量を確定させます。

設計図や仕様書を細部まで丁寧に読み取り、どの資材がどれだけ必要かを1つずつ積み上げていく地道な作業です。

 

たとえ同じ品目の材料でも、現場の立地条件・施工する場所の広さ・工事の進め方などによって、必要量は異なります。

機械器具が必要になる場合もあるでしょう。

正確な積算のためには、各ケースに合わせ、適切に数量の算出を行うことが大切です。

 

資材の価格を調べる際は、建設物価調査会や経済調査会のデータが参考になります。

 

③工事費用の計算

算出した人員・資材・機械器具の数量に単価を掛けて合計し、工事費用を算出。

この際、現場での作業に対する「直接工事費(材料費・労務費・直接経費)」だけでなく、仮設工事や現場管理にかかる「間接工事費」も積み上げる必要があります。

 

「間接工事費」には、具体的には仮囲いや資材置き場の設置にかかる「共通仮設費」、現場責任者の人件費や安全管理費を含む「現場管理費」が該当します。

加えて、会社の本社経費や利益に相当する「一般管理費等」まで含めて、初めて工事全体の価格が算出されます。

この工程は前段の資材拾い出しの精度に大きく依存するため、前段階での丁寧な作業が大切です。

 

④書類の作成

費用の計算が終わったら、内訳明細書見積書を作成して完了です。


内訳明細書は、工事に必要な資材・機器の品名・数量・単価を一覧にまとめた書類

記載が曖昧だったり漏れがあると、発注者との間に余計な疑念を生む原因となるため、第三者が読んでも内容を把握できる明快な記述を心がけましょう。

 

見積書には、積算で算出した原価に利益を加えた金額を記載します。

「一式◯◯円」のようなざっくりとした書き方は避け、工事の内容ごとに費用の根拠を示すことが信頼獲得につながります。

また、諸経費の算出根拠は会社によって設定が異なるため、顧客が疑問を持たないよう積極的に説明を添えることをおすすめします。

 

リフォーム工事の積算で気をつけるべきこと

積算の流れを理解したら、実務でつまずきやすいポイントも把握しておきましょう。

ここで挙げる点を意識するだけで、積算の完成度は大きく変わります。

 

計上漏れ・ミスを起こさない仕組みをつくる

積算の現場でよく起こるのが「費用の計上漏れ」です。

 

拾い出し・積算の際に1つでも項目を抜かしてしまうと、その費用はそのまま会社の損失に直結します。

こうしたリスクを減らすには、工種ごとに確認項目をリスト化して、照らし合わせながら進める方法が効果的です。

 

また、自分で一通り確認した後に別の担当者にも内容を見てもらう、二重のチェック体制を整えておくと安心です。

図面で判断に迷う箇所があった場合は、「おそらくこうだろう」と自分で決めてしまわず、設計担当や上司に確認してその記録を書面で残す習慣をつけましょう。

 

事前の現場調査を丁寧に行う

リフォームの特性上、同じ種類の工事でも現場の状態によって必要な工法や資材が変わることがよくあります。

どの資材が適切か、どんな作業員が何名必要か、どの機械を使うか、といった判断は全て現場の条件に左右されるため、図面だけを見て判断するのは危険です。

 

特にリフォームでは元の設計図書が手元にないことも珍しくなく、現地調査なしには正確な積算が難しいケースもあります。

施工計画を作成する段階で現場の状況をしっかりと把握・共有しておくことが、精度の高い積算の前提条件となります。

 

単価情報を定期的に更新する

建設資材の価格は、市況や社会情勢の変化を受け、絶えず動いています。

以前使っていた単価をそのまま使い回すと、実際の仕入れ値との間に大きなズレが生じ、見積もりが合わなくなるリスクがあるので注意しましょう。

 

物価本は常に最新の版を手元に置き、主要な資材については取引業者に定期的に問い合わせて価格の変動を把握しておくことが重要です。

 

効率的なリフォーム積算なら専用ソフトが便利!

積算業務は、正確さが求められる上に、手間と時間がかかる業務です。

負担を減らして精度も上げるなら、積算専用のソフトを導入するのがおすすめです。

 

リフォームの積算で専用ソフトを使うメリット

積算専用ソフトを使うことで得られる主なメリットをご紹介します。

 

メリット1:入力ミスによるエラーを防げる

専用ソフトには、必要な計算処理があらかじめ組み込まれています。

そのため、担当者が計算式を自分で設定・管理する必要はありません。

 

数量と単価を入力するだけで費用が自動的に積み上がるため、入力ミスや計算エラーのリスクを大幅に下げることができます。

 

メリット2:誰でも対応できる体制が整う

エクセルシートなどを使った手作業では、作成者以外には使いにくく、担当者が変わると業務が滞りがちで、属人化しやすい傾向があります。

専用ソフトであれば、操作手順が統一されているため、経験の浅いスタッフでも一定の品質で積算を担当できるようになります。

 

メリット3:社内での情報共有が楽になる

クラウド型などのソフトを使えば、更新した内容を即座に作業者全員が見られるため、古いデータを参照するリスクがなくなります。

ファイルを送り合うといった手間もなく、チームでの連携がスムーズになり、一連の業務を効率化できます。

 

メリット4:見積書まで一気に仕上げられる

積算専用ソフトで利益率の設定をしておけば、見積額も自動で計算されます。

見積書の出力まで一連の流れで完結するので、 積算開始から書類提出までにかかるリードタイムを大きく縮めることが可能です。

 

積算ソフトなら「楽王シリーズ」がおすすめ!

アークシステムの「楽王シリーズ」は、建設工事に伴う積算見積を行えるツール。

ツールを利用すれば、拾い出しや積算見積を正確・スピーディーに行うことができ、資材の価格変動にも柔軟に対応することができます。

楽王シリーズ

サブスク版 見積ソフト「楽王Link/Crew」

根拠のある積算を月額で誰でも気軽に簡単に

  • 初期費用を抑えた手軽な導入:
    大規模なシステム投資をせずに、最新の積算環境をすぐに手に入れることができます。

  • 業界のバイブル「歩掛データ」を標準搭載:
    全日出版社の『電気・設備工事積算実務マニュアル』を収録。分厚い冊子をめくって数値を手入力する必要はありません。

  • 検索・引用で根拠ある積算をスピーディーに:
    画面上で最適な歩掛を検索し、引用するだけで見積作成が完了。「根拠の確かな積算」を圧倒的なスピードでこなせます。


楽王Link/Crew

パッケージ版 見積ソフト「楽王3」

今の積算をそのままソフトに。柔軟なカスタマイズが魅力の旗艦モデル。

  • 貴社独自の計算式や運用をそのままソフトに:
    長年使い込んできた独自のExcel計算式や帳票、運用ルールをそのままソフトで再現。要望に合わせて柔軟にカスタマイズ可能。

  • 業務の悩みをまるごと一括解決:
    事前のヒアリングで、今の業務課題をしっかり整理。バラバラだった積算工程を一箇所にまとめ、組織全体で効率よく動ける環境を作り上げます。

  • 使えるまで寄り添う、徹底サポート
    「導入して終わり」ではなくオンラインによる操作サポートで組織運用もとことんサポートします。


楽王3

サブスク版 図面拾いソフト「ヒロイくんⅢ」


拾い出しをもっと直感的に、もっと手軽に

  • マウスクリックだけの直感操作
    CADデータやPDF図面上をなぞるだけで、長さや面積を自動算出。PC操作に不慣れでも導入当日から使えます。
  • サブスク版で低コスト導入
    価格はライトでも機能はしっかり。実務に不可欠な機能を凝縮しながら、導入のハードルを最小限に抑えました。
  • 「楽王」と連携で更に効率化
    拾い出し結果を連携すれば手入力による転記作業をがゼロに。内訳の自動作成も可能です。

 

リフォームは積算の精度が重要!効率化のため専用ツールの活用も

リフォームの積算は、人材の確定→資材の算出→工事費用の計算→書類作成という流れで進めていきます。

積算に当たっては、計上漏れ古い単価の使い回し現場調査の不足といったミスが会社の収益減少に直結します。

これを避けるためには、チェック体制の整備と情報の定期更新が欠かせません。

 

積算専用ソフトを活用すれば、作業効率とデータの正確性を同時に高められます。

積算見積ソフト「楽王シリーズ」をはじめとした専用ソフトの積極的な導入を、ぜひ検討してみてください!

 

リフォームの積算の基本をしっかり押さえて、安定した利益を生み出せる業務体制を築いていきましょう。

製品デモ・資料請求などお気軽にご相談ください

この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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