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積算の基礎知識

2025.10.22

施工管理を効率化!効率UPの方法・メリットを解説

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。

 

施工管理とは、工事が予定通り進むように現場を監督し、作業員を統括していく業務のこと。

現場で起こる全てのことを把握・管理する必要があるため、関わる業務は多岐にわたります。

やることがたくさんあるからこそ、施工管理には効率化が必要です。

社会的背景から見ても、効率化の必要性は増してきています。

 

そこで今回のコラムでは、施工管理の効率化について解説します。

効率化のコツや方法もご紹介するので、ぜひご活用ください!

設計図を広げる作業者

施工管理の業務内容と効率化が必要な背景

まずは、施工管理の業務内容と効率化が求められる理由・背景について確認していきましょう。

 

施工管理とは?

施工管理は、建設工事を計画通りに進行させるため、工事現場においてあらゆることを管理する職種です。

 

具体的には、工事の工程管理や安全管理、品質管理、原価管理などを行います。

人員配置の決定や作業員に対するマネジメントにも関わるなど、その業務は多岐にわたります。

そのため、施工管理者の労働時間は長時間化しやすく、業務の効率化が求められています。

 

施工管理の仕事内容については、以下で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

施工管理の仕事内容とは?やりがいや役立つ資格も紹介!

 

また、施工管理の仕事でキャリアアップを目指すなら、施工管理技士の資格取得が効果的です。

施工管理技士の資格は、工事によって分かれています。

試験や難易度については、以下もご参考ください。

 

施工管理の効率化が必要な理由・背景は?

施工管理の効率化が求められているのは、施工管理者の長時間労働だけが理由ではありません。

次のような社会的背景も、その理由になっています。

 

建設業界の深刻な人手不足

建設業界は、人手不足という課題を抱えています。

近年の就業者数は、平成初期のピークに対し約30%も減少しました。

 

また、建設業に対する厳しいイメージから若者離れが進み、高齢化も深刻化しています。

 

建設業界の課題や若者離れについては、こちらのコラムもご覧ください。

建設業の課題とは?現状や今後の動向、課題への対策を解説!

建設業で若者離れが進むのは当たり前?そういわれる理由や解決策

 

時間外労働の規制強化

労働基準法の改正により、2024年4月より、建設業にも時間外労働の上限規制が適用されるようになりました。

これにより、他の業種同様、特別の事情がある場合を除き、時間外労働の上限は月45時間・年360時間に。

 

違反した事業者には罰則が課されます。

 

この法律を遵守するためにも、業務効率化による労働時間の短縮が必要です。

 

建設業における労働時間の上限規制については、こちらもあわせてご覧ください。

建設業も36協定で残業が規制!労働時間の上限規制と対策を解説

 

国を挙げたDX推進

日本では、国を挙げてDXを推進しています。

DXとは、デジタル技術を活用し変革を起こすこと。

 

DX推進の遅れは大きな経済損失につながるため、将来的なことを考えても、デジタル技術を活用した業務効率化は必須でしょう。

 

施工管理の効率化を妨げる原因

施工管理は、現場で起こる全てのことを把握・管理する仕事です。

施工管理が効率的に行えているかは、円滑に工事を進める上でも大きなポイント。

 

施工管理が効率的に行えていない場合、次のような原因が考えられます。

 

紙ベースの資料で管理している

建設業界はアナログな業務が多い業界。

見積書や工程表、進捗表、図面といった資料を紙で作成、管理しているケースがとても多いです。

 

紙ベースの資料が中心だと、設計やスケジュール変更の共有に時間がかかったり人数分印刷する手間やコストが発生します。

書式が統一されておらず、現場や工事ごとに書式がばらついていてわかりにくいというケースもあるでしょう。

 

また、現場写真を撮影することも多くありますが、それも印刷してファイリングするとなると管理だけでも大きな手間になります。

あとから必要な写真やそのデータを探すのも大変です。

 

複数の現場があり移動に時間がかかる

現場での実作業が多い建設業は、テレワークなどが進みにくい業種のひとつです。

打ち合わせや確認なども、現場に足を運び実際に会って行うというケースはとても多いです。

 

複数の現場を管理していれば現場間の移動に時間がかかります。

1つの現場で、作業場所間の移動に時間がかかることもあるでしょう。

 

また、現場を移動するごとにそれぞれの現場の資料を用意しなくてはいけない、というのも効率化を妨げてしまう原因のひとつです。

 

施工管理の仕事については、以下でもご紹介しています。

施工管理がきついといわれる理由は?対処法とやりがいも紹介

 

施工管理を効率化するコツと方法、活用したいツールをご紹介!

ここからは、施工管理を効率化するコツと方法、おすすめのツールをご紹介します。

 

施工管理効率化を成功させるコツ

施工管理の効率化を成功させるためには、以下のポイントを意識することが大切です。

 

会社一丸となって取り組む

施工管理は、工事全体に関わる仕事です。

施工管理者だけが効率化に取り組むのではなく、他の職種を含む会社全体で取り組まなければ、効率化はうまくいきません。

 

経営層や現場作業員の理解を得ながら、会社一丸となって効率化施策に取り組むようにしましょう。

 

施工管理以外の職種については、「建設業の仕事の種類は?その内容や今後期待できる職業もご紹介」でご紹介しています。

 

目的を明確化する

業務効率化にあたっては、最初に目的を明確化しておくことが大切です。

具体的な目標を掲げ、共有すれば、社内で方向性を統一することができるでしょう。

施工管理の場合であれば、「時間外労働を⚪︎時間削減する」「コストを⚪︎円削減する」などの目的・目標が考えられます。

 

ITツールを導入しただけで満足するなど、手段が目的になってしまわないよう注意が必要です。

 

サポート体制を整備しておく

施工管理の効率化にあたっては、ITツールを導入することも多いでしょう。

現場の管理にあたっては、作業員にITツールを操作してもらうこともあるはずです。

 

ITツールを全ての従業員が使いこなせるようにするには、サポート体制を整備しておくことが大切。

マニュアルや研修を整備し、困ったときの問い合わせ窓口も共有しておくようにしましょう。

 

これにより、ツール活用が定着すれば、効率化が成功しやすくなります。

 

施工管理を効率化する方法

施工管理を効率化する具体的な方法について見ていきましょう。

 

業務の可視化とボトルネックの把握を行う

施工管理の効率化に向け、まず取り組むべきことは、業務の可視化ボトルネックの把握です。

例えば、前章でご紹介した紙ベースの資料管理や移動時間の多さは、施工管理のボトルネックであると考えられます。

 

「今までこのようにやっていたから」という思い込みを捨て、業務全体を一度可視化したうえで、効率化が可能な業務を洗い出してみましょう。

 

データの一元管理を目指す

データの一元管理は、効率化の基本です。

代表的なところでは、クラウドサービスを活用して、紙ベースの資料を全てデジタル管理にするなどが挙げられます。

クラウドサービスを使ってデータ管理をすれば、情報をリアルタイムで閲覧・編集・更新でき、複数の現場や担当者の間でタイムラグなく情報共有ができます。

 

複数の情報を連動させることで資料作成を自動化するなど、事務作業の効率化も図れます。

 

ITツールを導入する

ボトルネックを解消するためには、ITツールの導入も検討しましょう。

例えば、複数の現場移動を効率化するには、チャットやビデオ通信などのコミュニケーションツールの活用が考えられます。

 

また、カメラシステムやドローンなどで現場監視や安全確認を図る方法もありますし、設計士にBIMやCIMソフトを使用してもらえば、後からの仕様変更や修正に対応しやすくなります。

 

ITツール以外にも、場合によっては、業務の代行を行うBPOサービスの利用を考えても良いかもしれません。

 

さらに、資材費や人件費といった予算管理を行う場合には、積算・見積ソフトの活用もおすすめ。

材料費や人件費などを登録しておけば、急な仕様変更などがあった場合も、正確・スムーズに積算・見積のやり直しが可能です。

 

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施工管理の効率化を行うメリットはたくさん!

タブレットを操作する作業者

施工管理の効率化には、以下のような多くのメリットが期待できます。

これらのメリットは、より良い会社経営にもつながります。

 

生産性の向上

業務の効率化は、作業工程を短縮したり、事務作業の手間を軽減します。

これにより、同じ時間でより多くの工事や業務を進められるようになれば、業務生産性は向上します。

 

コストの削減

効率化によって、職人の作業時間が短縮できれば、人件費も削減することができます。

また、余計な紙資料や移動が減れば、その分の経費も削減できます。

 

従業員のワークライフバランス向上

効率良くスケジュール通りに工事が進むということは、ムダな残業や休日出勤なども発生しづらいということです。

これにより、ワークライフバランスの向上が実現すれば、スタッフのモチベーションは上がり、イキイキと働ける職場になるはずです。

 

人員の確保・定着

業務の効率化により、施工管理者はもちろん、同じ会社で働く従業員もさまざまな面で働きやすくなります。

そういった働きやすさは、企業の魅力もアップさせ、スタッフの離職率低下採用力の強化など、人材確保の側面でもメリットとなるでしょう。

 

施工管理の効率化を目指すならITツールをうまく活用して

施工管理は、現場の工事や工程がスケジュール通り、予算通りに、そして安全に進んでいるかを管理する重要な業務です。

業務内容は多岐にわたるため、労働時間が長くなりやすい傾向があります。

さらに、建設業界の人手不足時間外労働の上限規制の適用DX推進の影響などから、施工管理の効率化が求められています。

 

施工管理の効率化を妨げる問題点としてよく挙げられるのは、紙ベースの資料管理と、複数現場の移動です。

効率化推進にあたっては、このようなボトルネックを明確にしたうえで、「データを一元管理する」「ITツールを活用する」など、目的を実現するための施策を実行することが大切です。

 

施工管理の原価や予算管理を行う場合には、ぜひ積算・見積ソフトの活用もご検討を。

積算・見積業務の効率化、工数削減が可能で、急な仕様変更などにもミスなく対応できますよ。

 

アークシステムでも積算見積ソフト「楽王シリーズ」を提供しています。

正確・効率的な積算業務を叶えるためにも、ぜひご活用ください。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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