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積算の基礎知識

2023.10.25

機械設備工事の図面で使われる記号を知ろう!図面の種類も確認!

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。

 

建物の建築には、さまざまな種類の工事が必要です。

その一つが、給排水や空調設備などを設置する機械設備工事。

建物内で日常的に使う水道や換気扇、ガスなどの設備は、この工事によって整備されます。

 

この機械設備工事では、さまざまな記号を用いて情報を示す機械設備図と呼ばれる設計図が重要な役割を果たします。

 

では、機械設備図とはどのようなものなのでしょうか。

また、この図面にはどのような記号が使われるのでしょうか。

 

そこで今回は、機械設備図とそこで使われる記号について詳しく解説します。

機械設備工事の図面

 

機械設備工事で使われる図面「機械設備図」とは?種類を確認!

建築工事に用いられる設計図は、大きく次の3種類に分類されます。

  • 意匠図(意匠図面):建物の見た目・デザインについて示す図面
  • 構造図(構造図面):物の骨組みとなる構造について示す図面
  • 設備図(設備図面):建物内に設置する設備について示す図面

 

このうちの設備図は、「機械設備図」と「電気設備図」の2種類に分類されます。

 

今回ご紹介するのが、この「機械設備図」について。

これは、建物内の設備の中でも電気関連以外の設備について、その詳細を示した図面のことです。

建物の機械設備工事では、この図面が工事の仕様や進め方を示す重要な指針となります。

 

設備図面および電気工事(設備)図面については以下のコラムで詳しくご説明していますので、あわせてご覧ください。

設備工事で使われる図面「設備図」の見方や種類をチェック!

電気工事図面の見方は?種類や記号、見るポイントを紹介

 

機械設備図の対象設備と種類

機械設備図の対象となる設備には、次のようなものがあります。

  • 空調設備(エアコン室内・室外機、ダクト、エアフィルターなど)
  • 給排水衛生設備(給排水管、給湯器など)
  • 消火設備(消火栓、スプリンクラーなど)
  • ガス設備(ガス栓、ガス管など)

 

これらの設備については、空調設備図、給排水衛生設備図などというように、それぞれに図面が作成されます。

 

この図面では、記号を使用しながら、機器の種類や位置、配管経路、つなぎ方などについて各設備の詳細が記載されています。

 

機械設備図の図法別の種類

機械設備図には、設備別だけでなく、その役割を記載した図法別の図面も存在します。

 

図面の主な種類は次のとおりです。

  • 機器表・器具表:工事に使用する設備の仕様の一覧表
  • 平面図・配線図:建物を真上から見た図面で、部品の配置、数などが記される
  • 詳細図:配置や配管経路だけでなく、細かな寸法などより詳細な情報が記される図面
  • 系統図:設備を系統ごとに分けた上で、配置や配管を記した図面

 

これらの図面は、それぞれ情報の表現の仕方が異なります。

図面を見る際には、各図面がどの図法で記されているのか確認することが大切です。

 

機械設備図で使われる記号をチェック

機械設備工事の図面

機械設備図をはじめとした建築図面では、設備に関する情報が記号で表されます。

よって、図面を見る際には「記号を正しく読み取れるか」が大きなポイントとなります。

 

ここからは、国土交通省「公共建築設備工事標準図(機械設備工事編)」を参考に、機械設備図で使われる記号の一部を設備の種類ごとにご紹介します。

 

全設備共通

まずは、全設備の図面に共有して用いられる記号の中から、代表的なものをご紹介します。

全設備共通

 

空調設備

次に、エアコンの室内・室外機やダクトなどといった空調設備図に用いられる主要な記号を挙げていきます。

空調設備

給排水衛生設備

給排水衛生設備図で用いられる記号を、給水設備と排水設備の2種類に分けてみていきましょう。

 

給水設備

給排水衛生設備の中でも水を供給する給水設備については、図面上で次のような記号を用いて情報が示されます。

給水設備

排水設備

給排水衛生設備の中でも水を屋外へ排出する排水設備については、以下の記号がよく使われます。

排水設備

消火設備

火災に備える消火設備図に用いられる主要な記号には、以下のようなものがあります。

消火設備

 

ガス設備

最後に、ガス設備図に用いられる代表的な記号を確認していきましょう。

ガス設備

上記の記号は、各種機械設備図で使われる記号の一部です。

他にも記号は多数あり、図面を読み解くにはそれらについても正しく理解しておく必要があります。

 

機械設備図からの拾い出しは専用ソフトの活用を!

建設工事では、「拾い出し」という作業を行います。

これは、工事に必要な資材を図面から拾い出し、その数や種類を把握し、集計する作業。

 

専門スキルが必要な拾い出しは、属人化しやすく、また従業員の負担やコストが膨らみやすい作業なのです。

 

この課題解決に効果的なのが、専用の拾い出しソフトの活用です。

 

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機械設備工事の図面は記号の理解が重要!

機械設備図は、設備図の一種であり、建物の機械設備工事に用いられる図面です。

 

ここで言う設備とは、空調設備や給排水設備、消化設備、ガス設備などのこと。

機械設備図では、これらの設備ごとに図面が作られ、設備の位置や配管、仕様などが記されます。

また、平面図や詳細図、系統図など、複数の図法の図面も作成されます。

 

機械設備図では、情報は専門的な記号を用いて表されます。

そのため、図面を見る際には、記号とその意味について正しく理解しておくことが大切です。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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