こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。
測量業務を行う際、どのような機器を使って測量を行えば効率が良いのか考えることもあるのではないでしょうか。
測量機器にはさまざまな種類があり、目的や用途に適した機器を選ぶ必要があります。
そこで今回は、主要な測量機器について、その用途や特徴などをご紹介します。
また、測量業務の効率化に貢献できる先進技術やツールについても解説しますので、測量業務に携わる方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
測量とは?
測量とは、建築や都市計画などの現場では欠かせない作業です。
地理的な情報を収集し、位置や形状、高さ、距離などを正確に測定します。
土地の境界画定や地図製作、建築物の設計や施工、災害の予防など、さまざまな目的で行われ、土地面積や高低差などの情報を収集します。
測量作業は、2人がチームになって行うのが一般的で、高さや角度、距離などを測定するための専用機器を使用します。
測量では正確なデータ収集が求められ、作業には高度な専門知識と技術が必要です。
収集された測量の結果は都市や街、建物や道路の建築などに利用され、生活に密着する建築物を造る際やインフラの整備などに欠かせない重要な仕事といえるでしょう。
とはいえ、新しい建築物のプロジェクトが始動するとき、常にゼロから測量業務を行うことは効率化という点でマイナスになる可能性もあります。
国土交通省では、基本測量や公共測量の実施状況を調査・把握し、測量の重複を避けるよう助言を行う役割も担っています。
測量機器の種類を紹介!
ではここからは、一般的に測量に使われる機器をご紹介します。
測量には主に、以下の4つの機器が使用されます。
- レベル
- セオドライト(トランシット)
- トータルステーション
- レーザートラッカー
それぞれの機器を詳しく紹介しましょう。
レベル
レベルは水準器ともいわれ、地点の高さを求めたり、高低差を測定したりするために使用する測量機器です。
オートレベル、電子レベル、チルチングレベルなどの種類があり、2人で作業することが一般的です。
測量精度が高いというメリットがありますが、作業するには2人以上の人員が必要となり、さらに機器の取り扱いには高度な知識と技術が必要となります。
セオドライト(トランシット)
セオドライトは、トランシットや経緯儀とも呼ばれ、水平角と鉛直角を測定できる角度測定機器です。
角度が少しでも違うと距離や寸法に差が出るため、機器の据え付けや観測には高い精度が求められます。
セオドライトには主に以下の3つのタイプがあります。
- 光学セオドライト
- レーザーセオドライト
- デジタルセオドライト
光学セオドライトは、特殊なデジタルマイクロメーターを内蔵し、目標点までの角度の測定値を数字で表示します。
主に建築現場や地形測量などで主に使用され、測定値が読みやすいという点がメリットです。
レーザーセオドライトは、半導体レーザーダイオードが内蔵され、レーザーを照射することで電子的に角度を計測します。
主に地下工事やトンネル工事などで使用され、高い精度で角度を測定できる特徴があります。
デジタルセオドライトは、基準点から目標点の水平角と鉛直角を電子的に測定し、主に地形測量などで使用されます。
ボタン1つで操作が出来る点や、墨出し作業を1人で行える点など、作業の効率化が図れるのが特徴です。
トータルステーション
トータルステーションは、角度と距離を同時に測量するための機器で、セオドライトの機能に光波距離計の「EDM」を組み合わせて測定します。
トータルステーション1台で角度と距離を同時に測量できるため、作業の効率化が可能になる点が特徴といえるでしょう。
また、測量したデータを外部機器に出力できる点もメリットです。
一方で、光を用いて測量するため、天候や対象の形状によって測量が左右される点に注意が必要となります。
さらに機器が高価であること、使用の際には高度な知識や技術が必要となる点も特徴といえます。
レーザートラッカー
レーザートラッカーは、トータルステーションと同じく距離と角度を同時に測れる測定機器です。
繰り返し測量したい場合や、形状を測量する場合にも使用します。
レーザートラッカーは、10m以上の大きな対象物の形状を測定する際にも使用できるため、大きな設備や飛行機などを測定する際にも活用されています。
測量を効率良く進めるには?
建築やインフラ整備の現場で行われる測量ですが、できるだけ効率的に、精度の高いデータを収集したい、と考えるのはどの業種でも同じなのではないでしょうか。
測量を効率的に行うためには、高精度な測量機器を使うことが近道です。
現在、より効率的に高精度な測量を行うためにドローンによる測量やモバイル計測機器が導入され始めています。
ドローン測量やモバイル計測機器など最新の測量機器には「GNSS測量」が利用されます。
「GNSS」は、Global Navigation Satellite Systemの略称で、アメリカの測位衛星であるGPSを始め、24個の衛星を利用し位置を測定する技術です。
GNSSを使用した測量には「単独測位」「相対測位」「DGPS測位、RTK-GPS測位」「ネットワーク型RTK-GPS測位」などいくつかの方法があります。
中でも「RTK-GPS測位」は数cmの誤差で位置測定ができ、さらに「ネットワーク型RTK-GPS測位」は精度を保ちながら長距離の測量が可能です。
精度が高く効率的であることから、国土交通省からも推奨される測量方法となっています。
測量業務全体の効率化を考えるなら積算ソフトの導入も検討を
測量業務全体の効率化を図るには、精度が高く効率的に作業ができる測量機器の導入はもちろんのこと、工数がかかる測量積算に専用のソフトを活用するのも効果的な方法です。
測量機器は、測量積算においては直接測量費の「機械経費」に含まれます。
測量積算では、機械経費にあたる測量機器以外にも人件費や材料費、技術管理費など、さまざまな費用に関して考える必要があります。
測量の実施計画策定時点で必要となる積算を効率化することで、業務全体を、より効率良く進められる効果が期待できます。
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測量機器の種類は用途ごとに選ぶことで効率化につながる!
測量は、ものづくりや建設などの現場で欠かせない業務で、地上の地理的な情報を収集して、土地の境界確定や地図作成、設計・施工などに利用されます。
測量には「高さ」「角度」「距離」を図るために専用の測量機器が用いられ、二人一組で作業を行うのが一般的です。
主要な測量機器には4つの種類があり、「レベル」は高さを、「セオドライト(トランシット)」は角度を、「トータルステーション」と「レーザートラッカー」は角度と距離を同時に測定します。
近年では、衛星を使った位置測定方法が活用され、さらに高精度で効率的な測量が可能となっています。
このような先進技術を取り入れた測量機器を導入することに加え、測量業務の実施計画策定段階で、工数がかかる積算見積に専用ソフトを使うことが効率化に大きく貢献します。
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