こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。
建設工事において図面は重要なコミュニケーションツールですが、中でも「平面詳細図」は施工現場で特に重視される図面の一つです。
基本的な平面図だけでは表現しきれない細部の納まりや寸法を詳細に示すこの図面は、品質の高い施工に欠かせません。
今回は、平面詳細図の基本から書き方のポイント、作成時の注意点までわかりやすく解説します。
目次
平面詳細図の基本と目的
平面詳細図は、建物の平面を表現する図面です。
まずは、その定義や目的について解説していきます。
平面詳細図とは何か
平面詳細図は、平面図では表すことができない細かな寸法や詳細な納まりなどが記載された図面で、建具の寸法や家具の寸法、壁厚寸法なども表記します。
一般的に平面図よりも縮尺が大きく作られます。
平面詳細図からは以下のような情報を読み取ることができます。
- 壁の正確な厚みと構造
- 建具(ドアや窓)の詳細な寸法と種類
- 開口部の正確な位置と大きさ
- 設備機器の配置と寸法
- 床の仕上げ
- 正確な室内寸法 など
平面図との違い
平面図と平面詳細図の主な違いは、「縮尺の違い」「情報量の違い」「記載内容の違い」です。
平面図は一般的に1/50や1/100の縮尺で描かれますが、平面詳細図は1/30~1/50といったより大きな縮尺で描かれます。
壁厚や建具寸法、開口部の詳細、有効寸法など、平面図では表現しきれない細かな情報が記載されていることも特徴です。
また、似たような図面に割付図がありますが、割付図はタイルや仕上げボード、床目地などの仕上げ工事の詳細を表示した図面です。
意匠面を意識して、タイルなどの半端が出ないように割付した図面が割付図であり、平面詳細図とは用途が異なります。
平面図については、「平面図とは何かを簡単に説明!主要な記号や略語、書き方も」で詳しく解説しています。
平面詳細図の書き方とポイント
平面詳細図の基本的な書き方とそのポイントについて解説します。
平面詳細図に必要な情報
平面詳細図には以下のような情報を記載する必要があります。
- 壁芯・柱の中心線:建物の骨格となる基準線
- 壁や柱などの躯体情報:壁や柱の寸法、構造の詳細
- 開口部の情報:窓やドアの種類、寸法、開き方向
- 設備機器の配置:キッチン、洗面化粧台、トイレなどの設備の正確な配置
- 床の仕上げ情報:材料や張り方向
- 寸法情報:詳細な寸法や基準線からの距離
- 室名や方位:各スペースの用途や建物の向き
これらの情報は、工事を進めていく上で重要な情報となります。
漏れなく正確に書き記しましょう。
平面詳細図の作成手順
平面詳細図は、一般的に以下の手順で作成します。
1.壁芯・柱の中心線の記入
図面作成時の基準線としても利用される、壁芯、柱の中心線を記入します。
このとき、図面のモジュールを間違えないように注意が必要です。
2.壁や柱などの躯体部分の記入
建物の壁となる部分や柱などの躯体部分を記入します。
平面詳細図では、納まりや開口部などの寸法を正確に表記する必要があります。
後から記入するそれらを正確に示せるよう、壁厚や柱などの躯体についても、実際の寸法を基にして正確に記入するようにしましょう。
3.開口部の記入
窓や建具などの開口部を記入します。
窓にも建具にもさまざまな種類があります。
どのような種類の建具か把握できるように記入していきましょう。
4.設備機器、床仕上げの記入
設備機器(キッチンや洗面化粧台、トイレなど)と床仕上げ材を記入します。
設備機器のサイズまで記載すると、設置後の有効スペースなども明確になります。
5.寸法線、室名、方位などを記入
寸法線や室名、方位などを記入し、図面を完成させます。
平面詳細図を作成する上での注意点
平面詳細図を作成する際には、いくつかの重要な注意点があります。
これらを意識することで、より正確で実用的な図面を作成することができます。
平面詳細図を立体的に捉える
平面詳細図は2次元の図面ですが、実際の建物は3次元です。
そのため図面上では高さ関係への検討を見落としがちになります。
図面作成にあたっては、高さ関係についてもしっかり意識することが重要です。
図面チェックを徹底する
図面作成時には気づかなかった不備でも、図面を印刷して確認することで気づけるケースがあります。
図面のミスは、ちょっとしたものであっても、工事の停止や材料の発注ミスなどにつながります。
これを防ぐためにも、図面チェックは徹底するようにしましょう。
他の図面との整合性確保
平面詳細図だけでなく、他の図面との整合性を確保することも非常に重要です。
工事を行うにあたっては、平面詳細図以外にも、展開図や割付図、構造図といった平面詳細図と関係する図面が多く用いられます。
これらの図面の整合性がとれていないと、どの図面が正解でどの図面が間違っているのか現場で混乱が生じます。
整合性を確保するには、平面詳細図だけのチェックだけでなく、関連図面とあわせてチェックすることが必要です。
複数人でのチェック体制を整えると安心です。
自分が作成した図面では気づかない箇所も、第三者に客観的に確認してもらうことで、おかしい部分に気づきやすくなります。
営業、設計、工務のように違う目線からのチェックなどは特に有効です。
平面詳細図は細かな情報がわかる重要な図面
平面詳細図は、平面図を大きな縮尺で描いた図面であり、平面図では表すことができない細かな寸法や詳細な納まりが記載された図面です。
建具の寸法や家具の寸法、壁厚寸法なども詳細に表記し、施工時の細かい部分の納まりや、平面図だけではわからない寸法を確認する際に活用されます。
平面詳細図は、壁芯・柱の中心線の記入から作成を始めます。
その後、壁や柱などの躯体部分、窓や建具などの開口部、設備機器や床仕上げを記入し、最後に寸法や室名、方位などを記入していきます。
作成にあたっては、平面詳細図を立体的に捉えるよう意識し、図面チェックを徹底しましょう。
また、他の図面との整合性を確保し、複数人でさまざまな視点からチェックを行うことで、より精度の高い平面詳細図を作成することができます。
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