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積算の基礎知識

2024.06.27

平面図とは何かを簡単に説明!主要な記号や略語、書き方も

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。

 

平面図とは、建物を輪切りにして上から見た図です。

 

これに対して物件情報などでよく見る「間取り図」は上から見るという部分では同じですが、あくまでも部屋のレイアウトがわかるためのもので、細かい寸法は書かれていません。

 

今回は、平面図について、間取り図や立面図との違い、平面図に使われる記号について解説します。

家の模型と平面図

平面図とは?

平面図とは、床面から1.5m程度の高さで建物を水平に切った断面図のことです。

 

平面図には正確な寸法が記載されており、間取りや床面積、窓や扉の構造、キッチン、カウンター、備え付けの家具なども記入されています。

平面図は、設計図書の中でも基本となり、ほかの図面の見出しや索引として使用されることもあります。

 

50分の1または100分の1の縮尺で作成されることが一般的です。

 

ほかの図面との違いは?

建築の図面は、主に意匠図、構造図、設備図の3つに分けられます。

  • 意匠図:建物の形態や間取りなどデザインを重視した図面で、建設設計の基本となる図面
  • 構造図:柱・梁・床スラブ、基礎など建物の構造部分について描かれた、建物の構造を表す図面。寸法や、材料、接合方法などの詳細な情報も含んでいる
  • 設備図:建設物や施設の設備の配線や配管、機器の配置などを表す図面。建物の設計だけでなく、改修やメンテナンスにも使われる

 

平面図は、上記のうち意匠図に含まれます

意匠図には、そのほか立面図、断面図といった図面が分類され、設計段階のコンセプトなどを説明するのにも使われます。

 

平面図と立面図の違い

平面図は、建物を輪切りにして上から見た図面ですが、立面図は、建物を真横から見た図面です。

 

住宅では、外観を東西南北の4つの面から見た状況を表し、建物外観の仕上がりを確認します。

立面図では、平面図で把握できない上下階のつながりや、開口部の高さなどがわかり、住宅完成後のイメージが伝わりやすいのが特徴です。

 

意匠図の見方については、こちらのコラムで詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

建築図面「意匠図」の見方を確認!種類や他の図面との違いも

 

平面図と間取り図の違い

平面図と似た図面に間取り図があります。

 

どちらも建物を上から見た図面ですが、間取り図の場合は、主に部屋のレイアウトを確認するもので、シンプルな図面です。

 

不動産屋などで間取りの説明をするのに使われているのが間取り図です。

平面図は、間取りだけでなく部屋の広さ、長さなどを正確な寸法、縮尺で作成します。

 

平面図で使われる主要な記号や略語もチェック!

平面図

平面図を作成したり、読み込んだりする場合、使われている記号や略語を把握していなければ、理解ができません。

 

平面図では、出窓やシャッターなどの窓の表記や、ドアなどで記号が使われます。

平面図で使われることの多い記号や略語について紹介します。

 

平面図でよく使われる窓の記号

平面図でよく使われる窓の記号

平面図でよく使われるドアの記号

平面図でよく使われるドアの記号

平面図によく使われる略語

平面図では、記号のほかに略語が使われます。

主に部屋の名称やスペース名をアルファベットで表します

  • MBR:マスターベッドルーム
  • BR:ベッドルーム
  • SR(N):サービスルーム(納戸)
  • UB:ユニットバス
  • WIC:ウォークインクローゼット
  • SIC:シューズインクローゼット
  • RBL:ルーフバルコニー
  • RF:ロフト
  • PS:パイプスペース
  • LDK:リビングダイニングキッチン

 

平面図の書き方は?

設計の相談

平面図は、手書きのほか、Excelなどのツールを使って書くことができます

平面図を書く主な方法としては、以下の3種類があります。

  • 手書き
  • CAD
  • Excel

 

このほか、アプリなどもありますが、間取り図を作成するものが多く、正確な寸法が必要な平面図を作成するのに向かないこともありますので注意が必要です。

 

ここでは、手書き、CAD、Excelの3つの方法について解説します。

 

手書き

シャープペンシルと定規を使って図面を書く方法です。

間違った場合、消しゴムで消す必要があるため、PCが使えない場合や、製図の勉強をする場合などに採用される方法です。

 

また、細かい文字が書き込みにくいことや、データで送るにはスキャンする必要があるため、あまり効率的ではありません。

製図の知識を深めるために利用しましょう。

 

CAD

CADはPCを使って図面を作成するツールです。

コンピューター上で設計と製図作業が完結するので、修正の手間が削減でき、各種図面の管理も用意にできます。

 

CADには2D CADと3D CADがあり、平面図であれば2D CADで作成可能です。

欠点としては、習得に時間がかかることですが、一度使い方を覚えてしまえばさまざまなことに活用できます。

 

図面を作成する機会が多いのであればCADを使うのが良いでしょう。

 

Excel

Excelを使って図面を書く場合は、セルの幅を調整して一から図面を書く方法と、フリーソフトなどでテンプレートをダウンロードして作成する方法があります。

 

セルの幅を調整して、図形などを挿入して作成する方法は手間がかかりますので、フリーソフトで作成するのがおすすめです。

 

ただし、Excelでは、正確な縮尺を表現するのが難しいため、間取り図に近いものとなります。

正式な平面図を作成するのであればCADを使う必要があるでしょう。

 

平面図とは建物を輪切りにして上から見た詳しい図面のこと!

平面図とは、建物の床面から1.5m程度の部分で輪切りにして上から見た図面です。

同じような図面で、間取り図がありますが、こちらは主に部屋のレイアウトを確認するためのもので、細かい寸法などは平面図で確認する必要があります。

 

平面図は、建築設計で使われる意匠図の一つで、建物を設計する際の基本となる図面です。

 

平面図の作成は手書きでもできますが、修正に手間がかかる、データで保管できないなどのデメリットもあるため、多く作成するのであればCADの使い方を習得することが必要でしょう。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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