BLOG

セキさんのお役立ちブログ

積算の基礎知識

2023.05.19

建設業の情報セキュリティ対策を解説!考えられるリスクや注意点も

facebook

twitter

line

こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。

 

情報化が進む現代社会では、あらゆる仕事にインターネットやパソコンが利用されています。

建設業もその一つ。

設計や施工管理、情報共有などにインターネットシステムを活用している建設業者は多いでしょう。

 

このようなインターネットの利用において注意しなければならないのが、情報セキュリティです。

情報を安全に取り扱うために、セキュリティ対策が欠かせません。

 

そこで今回は、建設業における情報セキュリティリスクとその対策について詳しく解説します。

パソコン作業

 

建設業でも情報セキュリティ対策が必須!

インターネット利用の普及により、情報セキュリティリスクは高まりを見せています。

悪意のある第三者によるサイバー攻撃の数は年々増え、その中でも特にIoT機器を狙った攻撃が目立つようになりました。

 

また、ミスによる重大な情報セキュリティインシデントも発生しており、ニュースとして取り上げられることも増えています。

 

この傾向は、建設業も例外ではありません。

IT化が進む建設業でも、情報セキュリティインシデントは発生しています。

 

例えば、利用システムのウイルス感染や取り扱う情報の漏えいなど。

このようなインシデントは、情報元の顧客に損害を与えるだけでなく、建設業者の信頼性も低下させてしまいます。

 

あらゆるモノがインターネットにつながることで仕事や生活の利便性は向上しましたが、それと同時にセキュリティリスクも高まっています。

被害を防ぐため、企業はこのリスクへの対策を徹底する必要があります。

 

また近年では、テレワークの増加も情報セキュリティリスクを高める原因の一つとなっているため、テレワークに対するセキュリティ対策も急がれます。

建設業におけるテレワークについては、「建設業でのテレワークは可能?現状や導入方法、メリットについて」でご紹介しています。

 

建設業で起こり得る情報セキュリティリスクとは

建設業で起こり得る代表的な情報セキュリティリスクとして挙げられるのが、以下の3つです。

  • 攻撃者による不正アクセス
  • ウイルス感染
  • ミスや盗難による情報漏えい

 

詳しく見ていきましょう。

 

攻撃者による不正アクセス

攻撃者による不正アクセスの被害は多く、建設業に限らず多くの企業が被害に遭っています。

 

攻撃者は外部から社内ネットワークや利用システムに侵入し、機密情報を盗んだりデータを改ざんしたりします

中には、なりすましによって被害を拡大させたり、プログラムを破壊したりするケースも。

 

不正アクセスは、システムの脆弱性を狙ったものID・パスワードを盗んだものフィッシングサイトによるものなど手口もさまざま。

二重・三重の対策で警戒する必要があります。

 

ウイルス感染

ウイルス感染による被害も後を絶ちません。

 

ウイルスに感染すると、パソコン内のデータが破壊されたり、攻撃者にシステムを乗っ取られたりして、情報資産が危険にさらされます。

感染したパソコンから関係者にウイルスを送りつけて被害を広めることもあるため、注意が必要です。

 

また、不正プログラム・ランサムウェアの場合であれば、データを人質に金銭を要求されることもあるでしょう。

 

ウイルスの感染経路には、メールの添付URLWebサイトの閲覧ソフトウェアのダウンロードなどがあります。

 

ミスや盗難による情報漏えい

情報セキュリティリスクは、悪意のある攻撃者によるものに限りません。

社内の人間によるミスまたは意図的な持ち出しによる情報漏えいも、気をつけるべきリスクの一つです。

 

例えば、機密情報の入ったUSBを落としてしまった、パソコンを置き忘れてしまった、本来持ち出し不可の書類を持ち帰って紛失したなど。

空き巣や車上荒らしに遭い、パソコンやスマートフォンを盗まれてしまうことも考えられます。

 

このようにしてデバイスが第三者の手に渡れば、その中の情報が悪用されてしまうかもしれません。

 

建設業では仮設事務所でパソコンやネットワークの利用を行い、また移動も多いため、パソコンやUSBメモリなどの盗難・紛失、データ保管ミスなどのリスクが他業種と比べて高いです。

 

また、建設業では現場写真を撮ることも多いですが、SNSによる現場画像の漏えいにも注意しなければなりません。

 

建設業の被害を防ぐ!情報セキュリティ対策

PCセキュリティ

では、情報セキュリティリスクに備えるには、どのような対策を取れば良いのでしょうか。

ここからは、具体的な対策方法についてご説明します。

 

今すぐ行うべき情報セキュリティ対策

今すぐ行うべき基本の情報セキュリティ対策としては、次の6つが考えられます。

  • OSを常に最新の状態にしておく
  • ウイルス対策ソフトを導入する
  • ファイアウォールを設定する
  • パスワードを使いまわさない
  • USBやデバイスにパスワードをかける
  • 自社サイトの通信を暗号化する

 

各対策について詳しく確認していきましょう。

 

OSを常に最新の状態にしておく

OSは、常に最新の状態にしておくよう心がけましょう。

OSのアップデートプログラムには、既存の脆弱性を補うプログラムが含まれます。

 

脆弱性は、攻撃者のターゲットになり得るもの。

アップデートプログラムを速やかにインストールして脆弱性を除去しなければ、パソコンやシステムがその脆弱性を狙った攻撃にさらされる恐れがあります。

 

ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルス対策ソフトの導入も有効な情報セキュリティ対策の一つ。

ウイルス対策ソフトは、ウイルスの感染予防や感染した場合の検知、駆除などを行います。

 

人の目には見えないウイルスの被害を未然に防ぐため、また感染時の被害を最小限に抑えるために、ウイルス対策ソフトは必ず導入するようにしましょう。

 

ファイアウォールを設定する

ファイアウォールとは、社内ネットワークやパソコンを外部の攻撃者から守るためのプログラム

防火壁のように外からの被害を食い止めることから、このように呼ばれています。

 

外部からのサイバー攻撃に備えるため、自社のネットワークやパソコンには必ずファイアウォールを設定しておくようにしましょう。

 

パスワードを使いまわさない

パスワードの使いまわしは、不正アクセスや情報漏えいにつながります。

業務で複数のシステムを利用している場合、パスワードを使いまわしてしまう人が多いですが、これはセキュリティリスクを高めてしまうためやめましょう。

 

また、漏えいし得るファイルにメモをしない他人に予測されにくい文字列を設定する他人に教えないなど、パスワードの扱いには注意が必要です。

 

USBやデバイスにパスワードをかける

USBやデバイスを持ち歩いて紛失・盗難に遭い、中の情報が危険にさらされる例は少なくありません。

このような危険に備え、USBやデバイスにはパスワードをかけておくべきでしょう。

 

そもそも、社内の機密情報を持ち歩くこと自体がリスクの高い行為にあたります。

情報を守るためにも、情報の持ち出しについては厳格なルールを定めておくと良いでしょう。

 

自社サイトの通信を暗号化する

自社サイトの通信を暗号化しておくことも忘れないようにしましょう。

 

通信の暗号化は、安全な通信を実現するための技術

暗号化により、第三者から通信の内容を抜き取られてしまうリスクを抑制することができます。

 

暗号化されているサイトのURLは「https://」で始まり、暗号化されていないサイトのURLは「http://」で始まります。

閲覧に際しても、暗号化されていないサイトの利用は極力避けるのが安心です。

 

情報セキュリティ対策としてルールを定めよう

情報セキュリティ対策としては、上記のようなデバイスやシステムへの対策だけでなく、自社の従業員に対する対策も重要です。

具体的には、「情報の取り扱いに対するルール設定」と「従業員のリテラシー教育」が必要でしょう。

 

情報の取り扱いに対するルール設定」においては、システム・インターネットの利用制限や持ち出しルール、パスワードの取り扱いなどについて明確に定めておくべきです。

 

また、「従業員のリテラシー教育」では、定期的な講習により情報セキュリティリスクの脅威と具体的な対策を理解させ、従業員一人ひとりのセキュリティに対する意識を向上させることが大切です。

 

使用ソフトのセキュリティ対策も確認を

建設業では、重要書類を多数扱います。

 

例えば、見積書請求書契約書など。

このような書類をパソコンで作成・管理する場合については、改ざんなどのリスクに注意する必要があります。

 

また、書類の作成に専用ソフトを用いている場合には、ソフト自体のセキュリティ対策も確認しましょう。

 

例えば、アークシステムで提供している拾い出し・積算見積ソフト「楽王シリーズでは、次のようなセキュリティ対策を整備しています。

  • 見積書を閲覧・編集できるのは同一のソフトの所有者のみ(一般的な表計算ソフトよりも他者にファイルを閲覧、編集されるリスクが少ない)
  • 見積書にパスワードを設定し、他者による編集を不可にすることも可能
  • ITツールによるペーパーレス化により、紙の書類の紛失・盗難リスクを軽減

現在、見積のセキュリティ対策ができていないという方は、このようなセキュリティ対策が備わっているITツールの導入もご検討ください。

 

建設業界のペーパーレス化については、「建設業界でペーパーレス化が必要な理由は?メリットや具体策も紹介!」でご紹介しています。

 

ご紹介したアークシステムの「楽王シリーズ」は、複雑で工数のかかる積算見積の負担を軽減するツール。

以下の3種類のラインナップをご用意していますので、ニーズに合わせてぜひご検討ください!

 

 

■サブスクリプション版 「楽王Link」「楽王Crew」

  • 【楽王Link】雛形や材料データ、見積書のオンライン共有で業務標準化!
  • 【楽王Crew】担当者がお一人の企業様向け。気軽に始められる

 

楽王Link/楽王Crew」は、月額制で始めやすくて続けやすく、業務の属人化、ファイル管理、業務工数の削減など、積算業務の課題をまとめて解決いたします。

まずは、気軽に始められるサブスク版で始めましょう!

製品サイトより、ぜひお申込みください!

 

 

■パッケージ版 「楽王3」

  • 【楽王3】業務課題をヒアリングし、まとめて解決可能!組織運用に乗せる充実のサポートが可能な旗艦モデル

 

自社独自の積算ルールを変えずに、業務をより効率化したい…

初めての積算見積ソフトの導入で、サポートを受けながら利用したい…

色々な業者に問い合わせたけど、自社の要件に合った積算見積ソフトが見つからない…

 

そのような企業様には、「楽王3」がおすすめ!

貴社独自の計算方法や、材料、単価、帳票の雛形など、業務でのご要件に合わせてカスタマイズし、貴社の業務にベストマッチするソフトを納品。

貴社の業務課題をヒアリングし、まとめて解決できる積算ソフトです。

 

また、運用に乗る充実のサポート体制も魅力。

業務負担をかけないスケジュールを提示し、しっかり寄り添いサポートいたします。

まずは製品サイトより、お気軽にご要件をお聞かせください!

 

 

■サブスク/パッケージ版 拾い出しソフト「ヒロイくんⅢ」

積算に必要な「拾い出し」の際には、読み込んだPDFやCAD図面をマウスクリックだけで拾い出せる「ヒロイくんⅢ」もあわせて導入をご検討ください

 

誰でも簡単に使えるシンプルさが魅力の製品です。

積算・拾い担当者だけでなく、営業担当者様や職人さんも利用する企業様もいらっしゃいます!

 

資材の数量や長さ、面積、体積などを簡単操作で拾い出し可能で、自動計算と自動集計により、工数削減はもちろんヒューマンエラーの防止にも寄与します。

拾い出した結果を楽王に取り込む事で、見積内訳を自動作成。

 

製品デモ実施中!

資料請求やデモ依頼は製品サイトより、ぜひお気軽にお申込みください。

 

建設業にも情報セキュリティ対策は必須!ルール整備や教育も

現代社会において、情報セキュリティ対策の重要性は高まっています。

インターネットの普及やサイバー攻撃の巧妙化、テレワークの増加などがその理由で、建設業も他の業種と同じく、不正アクセスやウイルス感染、情報漏えいなどのセキュリティリスクにさらされています。

 

これらのリスクを抑制するには、情報セキュリティ対策を万全に行う必要があります。

OSの最新化やセキュリティプログラムの導入など、あらゆる面からセキュリティ対策を行い、情報を守りましょう。

 

また、情報の取り扱いに関するルール策定や従業員のリテラシー教育の実施も効果的です。

 

拾い出し・積算見積ソフト「楽王シリーズ」は、面倒で複雑な積算見積業務をサポートするITツール。

第三者の閲覧や内容の改ざんを防ぐセキュリティ対策も整備しています。

業務効率化やセキュリティ向上を目指す建築事業者様は、ぜひ導入をご検討ください。

 

★製品デモや資料請求はこちらから⇒「楽王お問い合わせフォーム

★お電話でのお問い合わせはこちらから→045-451-5121045-451-5121

Youtube

この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

facebook

twitter

line

Contact

資料請求やデモ依頼など、
どんな事でもお気軽に
お問い合わせください。

お問合せ・資料請求

動画でわかりやすく解説

動画でわかりやすく解説