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2024.06.21

電気工事施工管理技士とはどんな資格?難易度や受検資格を解説

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。

 

電気工事施工管理技士とは、建設工事の現場において電気工事の施工管理を行うための国家資格です。

資格を取得することで、工事現場に欠かせない監理技術者や主任技術者として活躍できるため、需要の高い資格といえます。

 

今回は、この電気工事施工管理技士について、仕事内容や検定の難易度、受検資格についてお伝えします。

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士とは

電気工事施工管理技士は、電気工事の施工計画の作成や、工程・安全・品質の管理などを行う、電気工事の監督ができる国家資格です。

 

資格には、1級と2級があり、取り扱うことのできる電気工事の規模が異なります

 

電気工事施工管理技士の資格取得のメリットは?

建設工事をする事業者は、営業所ごとに専任技術者、工事現場に監理技術者または主任技術者を置かなければなりません。

 

電気工事施工管理技士は、この専任技術者や監理技術者、主任技術者になれる資格です。

1級であれば監理技術者、2級であれば主任技術者になれます。

 

監理技術者や主任技術者は、工事現場であれば設置が義務づけられているため、多くの現場で求められる資格です。

1級を取得し、監理技術者になることができれば、より規模の大きな工事現場での活躍が期待できます。

 

電気工事施工管理技士の難易度

電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技術検定の難易度や検定内容、受検資格を確認していきましょう。

 

電気工事施工管理技術検定の難易度

令和5年度(2023年)の1級、2級の受検者数、合格率は以下のようになっています。

電気工事施工管理技士の難易度

引用:建設業振興基金HPより

 

1級、2級ともに合格率は、40%〜50%程度

1級建築士試験など合格率が10%前後の国家資格もありますので、難易度はそれほど高くないと思われます。

 

しかし、第二次検定については、受検資格として実務経験が必要となりますので、受検者のレベル自体が高いと考えられます。

半分以上の方が不合格となりますので、しっかりと準備をした上で検定に臨む必要があるでしょう。

 

電気工事施工管理技士の検定内容

つづいて電気工事施工管理技術検定の内容を確認していきます。

1級、2級ともに第一次検定はマークシート方式第二次検定は主に記述式で出題されます。

電気工事施工管理技士の内容

 

電気工事施工管理技術試験の受検資格

第一次検定、第二次検定の受検資格は、それぞれ以下のとおりです。

第一次検定受検資格

一次試験の受験資格

第二次検定受検資格

二次試験の受験資格

引用:建設業振興基金HP

 

特定実務経験とは、建設業法の適用を受ける請負金額4,500万円(建築一式工事については7,000万円)以上の建設工事で、監理技術者・主任技術者(いずれも実務経験対象となる建設工事の種類に対応した監理技術者資格者証を有する者に限る)の指導の下、または自ら監理技術者もしくは主任技術者として行なった実務経験を指します。

 

電気工事施工管理技士とほかの電気系資格の難易度の違い

メンテナンス

電気系資格には、電気工事施工管理技士のほかに、電験三種電気工事士などいくつかの資格があります。

 

電気工事士は、電気工事施工管理技士1級の第二次検定受検資格としても活用できる資格です。

それぞれ難易度の違いを確認していきましょう。

 

電験三種の難易度

電験三種とは、電気主任技術者の資格の入門編となる資格です。

取り扱える電圧の制限はありますが、工場やビルの受電設備の配線など、電気設備の保安監督としての仕事に従事できます。

 

入門編といっても、電験三種の合格率は10%〜15%と低く10%を割る年もあり、難易度は高い資格です。

 

電気工事施工管理技士と比較しても、難易度は高いといえるでしょう。

 

電気主任技術者試験の難易度や概要については、こちらのコラムで詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

電気主任技術者試験の難易度とは?電験三種・二種・一種それぞれを解説

 

電気工事士の難易度

電気工事士は、住宅や施設の電気工事およびその管理ができる資格です。

電気工事を行う場合に必要とされる資格ですので、非常に需要の高い資格といえます。

 

資格には、第一種と第二種があり、取り扱える設備の規模やワット数が異なります。

 

第二種電気工事士の学科試験合格率は60%前後、技能試験合格率は70%前後

第一種では、学科試験の合格率は40%前後、技能試験合格率は60%前後です。

 

特に第二種電気工事士の合格率は高めとなっており、電気工事施工管理技士試験よりも難易度は低いといって良いでしょう。

 

電気工事士の難易度や仕事内容は、こちらで詳しく解説しています。

こちらも参考にしてみてくださいね。

電気工事士とは?難易度や仕事内容も解説!

 

電気工事施工管理技士は級ごとの難易度にあわせて準備を

電気工事施工管理技士は、電気工事の監督ができる国家資格です。

1級と2級があり、工事現場で監理技術者になれるか、主任技術者となれるかなどの違いがあります。

1級を取得して、監理技術者になれれば、より規模の大きい工事に対して対応ができるため、需要も高い資格といえます。

 

合格率は40%〜50%程度でそこまで難易度が高い試験ではありません。

しかし、第二次検定については、受検資格として実務経験が求められるため受検者のレベルも高く、しっかりした準備が必要です。

 

電験三種電気工事士など、他の電気系資格も比較しながら、ぜひチャレンジしてみてください。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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