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セキさんのお役立ちブログ

積算の基礎知識

2022.04.05

積算の勉強におすすめの本をご紹介!知っておきたい基本情報も

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。

 

工事の費用を計算して見積を作成するのに必要となる積算業務。

専門性の高い仕事で、常に最新の情報をキャッチしていかなくてはいけません。

そのため積算業務を行うにあたっては、常に勉強をし続けることが大切です。

 

今回のコラムでは、積算の勉強をする際におすすめの本を紹介します。

とくに、基本となるマニュアル本など初めて積算を学ぶ方におすすめの本や、積算の実務で必要となる情報などを中心にご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

本

 

 

積算とは? どんな仕事?

積算とは、建設工事にかかる費用を割り出し、見積を作成する仕事です。

設計図や仕様書などを読み解いて、工事に必要な材料やその数、必要となる職人の人数や作業時間、工程などを割り出し、ひとつずつ積み上げて工事にかかる合計金額を算出します。

 

材料の価格相場や工事の工程、工法など、建設に関する専門知識が必要となる、専門性の高い仕事です。

 

計算をひとつでも間違えると正確な見積が出せず、赤字工事になってしまったり、クライアントからの信頼を失ってしまったりする可能性があり、責任も重大。

細かな作業や計算を一つひとつ確実にこなすという正確性が求められます。

 

積算業務について、詳しくはこちらのコラムでもご紹介していますので、ぜひご覧ください。

積算とは?その仕事内容や向いているタイプ、仕事の探し方までご紹介

 

 

積算を学ぶならこの本がおすすめ!初心者は要チェック!

積算は、建設工事における幅広い知識が必要となる専門性の高い仕事。

積算の基本情報をしっかり理解することはもちろん、材料の価格や人件費は市場で変動しますし、新しい工法が登場するなど、常に最新の情報を学び続ける必要があります。

 

そこで今回は、はじめて積算を学ぶ方におすすめの本実用的な参考マニュアルをご紹介します。

 

改訂版 初めての建築積算(2018年発売/学芸出版社)

建築関係の学校で教科書として長年採用されている書籍で、初めて積算を学ぶ人にも分かりやすく解説されています。

 

建築積算の概要から、土工・地業、鉄筋コンクリート造・鉄骨造・木造建築の数量積算は、この1冊で要点が網羅されています。

重要な語句や公式、図面の拾い出し箇所などが赤色で強調されていて、重要な場所が分かりやすい一冊です。

 

2018年発売の書籍ですので、最新のマニュアルと併用して使うのがおすすめです。

 

積算実務マニュアル 令和3年度版(2021年発売/全日出版社)

積算業務を実際に進める際に、欠かせないマニュアルのひとつです。

積算で必要とする歩掛や、地域ごとの複合単価、工事レイアウト例も豊富に掲載され、実務で使えるマニュアル本です。

また、「市場単価方式」で積算見積を行う場合や、市場価格を参考にして積算見積する場合でも活用できます。

 

工事の種類ごとに以下の3種類が発行されています。

  • 建築工事積算実務マニュアル
  • 電気設備工事積算実務マニュアル
  • 機械設備工事積算実務マニュアル

 

毎年5月下旬頃に改定されるので、最新版を使用しましょう。

 

建築積算士ガイドブック(2013年発売/公益社団法人 日本建築積算協会)

建築物のコストマネジメントについて取りまとめた書籍で、建築関係の学校でテキストとして使用されるほか、「建築コスト管理士」や「建築積算士」などの資格試験のための参考書としても活用されています。

 

正確な積算を行うために実務で必要となる知識や技術を網羅。

そのほか、建築積算の定義や目的、受発注や契約といった基本的な知識や、建設プロジェクト全体のコストマネジメントなどについて幅広く学べます。

 

物価本

物価本とは、建築工事で用いる各資材や各工事の市場単価を調査し、掲載している刊行物です。

 

積算の根拠となる材料費や人件費、工事費は、なんとなくで決めるものではなく、実際に取引されている実勢価格をベースとした「市場単価」を用いた「市場単価方式」を採用する方法があります。

その際、市場価格を確認するために用いるのが物価本です。

 

物価本は業種や工事内容、作業内容によっていろいろな種類があり、建設業界で代表的なものは以下のようなものです。

  • 「物価資料」建設物価調査会
  • 「積算資料」経済調査会

 

市場単価は日々変わりますので、そのときどきの最新版をチェックしましょう。

ご紹介した2冊は、毎月発行される月刊誌です。

 

物価本や市場単価については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

積算に必要な物価本とは?市場単価方式についても詳しく解説!

 

とある会社の経理さんが教える楽しくわかる!原価計算入門(2015年発売/日本実業出版社)

積算業務では、前提として「原価」の考え方や仕組みについての知識が必要です。

原価についての知識がゼロからスタートする方は、こちらの書籍を読んでみましょう。

 

現役経理マンが原価計算の基本を優しく丁寧に解説しています。

 

漫画ベースで解説しているのでとっつきやすく、最後までしっかり読み込むことができます。

個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算、直接原価計算などの様々な計算方法が記載され、日商簿記検定2級の副読書としてもおすすめの一冊です。

 

 

積算をするなら国土交通省の情報も活用を

図書館で勉強するビジネスマン

国土交通省では、正確な積算を行うためにさまざまなデータや資料などを公開しています。

 

公共建築工事標準単価積算基準

積算で必要とする歩掛や係数などの「積算基準」を材料や工事別にまとめた資料です。

一つひとつの材料ごと、各施工別に「標準歩掛」が細かく記載されています。

 

歩掛の考え方については、悩まれる方も多いと思います。

下記のコラムでも詳しく解説しておりますので、歩掛で悩んだときは参考にしてみてください。

積算に重要な歩掛とは?計算や使用の注意点・メリットをチェック

 

公共建築工事見積標準書式・公共建築工事内訳書標準書式

それぞれ工事の見積に関わるひな形資料です。

 

「公共建築工事見積標準書式」は、公共建築工事で使用する見積書や見積依頼書のひな形です。

見積書に記載するべき項目や具体的な書式などを確認することができます。

見積書に何を記載したら良いか分からない、見積作成の駆け出しの方はまず目を通すべき資料です。

 

また、大規模な工事では見積書の項目が多くなるため内訳の明細を記載するのが一般的で、「公共建築工事内訳書標準書式」は、その内訳書のひな形資料です。

種目別内訳書、科目別内訳書、中科目別内訳書、細目別内訳書の4階層に分かれています。

 

このひな形をもとに見積書を作成する事で、誰が見ても分かり易く見積書の作成ができます。

 

これらの資料は国土交通省のホームページで無料公開されています。

改訂される場合もありますので、最新の情報を確認するようにしてください。

 

 

積算の勉強におすすめの本をチェックして知識を深めよう

積算とは建設工事にかかるすべての費用を算出し、見積を作成する業務。

設計書などから必要な材料や工程を算出するため、材料の単価や各工程に必要な工事、その費用など、建築に関する高い専門知識を必要とする仕事です。

 

正しい知識を身につけ、正確な積算を行うためには、日々の勉強が大切。

今回おすすめした本やマニュアル、参考書などを参考に、必要な知識や技術を身につけていきましょう。

積算で用いる市場単価は日々変動するので、最新の物価本で最新情報のチェックも忘れずに。

 

さらに正確・効率的に積算業務を進めるには、積算見積ソフトの導入もおすすめです。

 

積算見積の効率化なら「楽王シリーズ」にお任せ!

アークシステムでは、建設業向け積算見積ソフト「楽王シリーズ」を提供しています。

ご紹介した令和4年度版『電気設備工事積算実務マニュアル』『機械設備工事積算実務マニュアル』も収録しておりますので、ぜひご活用ください。

※2023年3月現在

 

「楽王シリーズ」は材料を選んで、数値を入力するだけで金額を算出できます。

材料に紐づいた、資材単価、または、複合単価から金額を自動算出するため、難しい計算は不要です。

 

サブスクリプション版 「楽王Link」「楽王Crew」

  • 【楽王Link】雛形や材料データ、見積書のオンライン共有で業務標準化!
  • 【楽王Crew】担当者がお一人の企業様向け。気軽に始められる

 

 

 

パッケージ版 「楽王3」

  • 【楽王3】業務課題をヒアリングし、まとめて解決可能!組織運用に乗せる充実のサポートが可能な旗艦モデル

 

 

 

サブスクリプション版 拾い出しソフト「ヒロイくんⅢ」

  • 【ヒロイくんⅢ】マウスクリックだけの簡単操作で図面から拾い出し可能!シンプルな操作性が魅力

 

製品デモ実施中!

資料請求やデモ依頼は製品サイトより、ぜひお気軽にお申込みください。

 

★資料請求/無料デモのご依頼はこちらから→「楽王シリーズお問い合わせフォーム」

★お電話でのお問い合わせはこちらから→045-451-5121045-451-5121

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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