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積算の基礎知識

2023.11.16

建設業で業務効率化を進めよう。効率化が必要な理由や方法を詳しく!

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献する「アークシステム」です。

 

近年、建設業界にも業務効率化の波が押し寄せています。

建設業で働く方にとって、業務効率化は早急に取りかかるべき課題といえるでしょう。

 

とはいえ「どんなメリットがあるのか」「どんな方法が良いのか」など、疑問に思う点もあるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、建設業で業務効率化を進めるために必要な方法を解説。

今なぜ、業務効率化が必要なのか、理由もあわせて解説します。

建設現場

 

建設業で業務効率化が必要な理由とは?

建設業で業務効率化が必要となっている理由には、慢性的な人手不足労働時間の長さが問題となっていることがあげられます。

加えて、政府による働き方改革の推進の動きも本格化しており、長時間労働の解消と人材確保は、早急に対策が必要な課題といえます。

 

建設業界の人手不足と働き方改革の推進について、それぞれさらに詳しく見ていきましょう。

 

慢性的な人手不足

建設業界の人手不足については、国土交通省が令和5年度(2023年)年4月にまとめた「最近の建設業を巡る状況について」の中でデータが報告されています。

 

それによると、令和4(2022)年の建設業就業者は479万人

平成2(1990)年からの調査において、最も就業者数の多かった平成9(1997)年の685万人と比較すると30%以上も減少しています。

さらに技術者や技能者も減少傾向にあり、人手不足が明らかです。

 

年齢別に見ると、建設業就業者のうち55歳以上の割合が35.9%であるのに対して、29歳以下が11.7%と、全体として高齢化が進んでいるのも課題の一つです。

 

国土交通省でも、担い手の処遇改善や働き方改革の推進とともに、生産性を高めることが必要という見方を強めています。

 

働き方改革の推進

政府では労働環境の改善に向けた「働き方改革関連法案」を、2019年から順次施行。

建設業は2024年4月から適用となる予定です。

 

まもなく適用となる「働き方改革関連法案」では、時間外労働に上限規制が設けられています。

超過した場合には、労働基準法による罰則も設けられていることから、残業や休日出勤などの時間外労働に対して、早急な対策が必要です。

 

建設業で業務効率化を行うメリット

図面とヘルメット

建設業で業務効率化を行うことは、人材確保や労働環境の改善以外にも、さまざまなメリットがあります。

ここでは、業務効率化を行うメリットについて解説します。

 

情報の管理と共有が容易になる

業務効率化の一環として行われることが多いデジタル化によって、情報やデータの管理や共有が容易となることがメリットの一つです。

専用システムを活用し、プロジェクトごとに資料や情報をデータ化することで、複数の事業者が参加する現場でも、スムーズに情報共有ができるでしょう。

 

また、データ化することで、紙にまとめられた資料を持ち運ぶ必要もなくなり、紛失のリスクを軽減するだけでなく、紙に印刷するコストの削減効果も期待できます。

 

建設業界でのペーパーレス化については「建設業界でペーパーレス化が必要な理由は?メリットや具体策も紹介!」でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください!

 

残業時間の削減につながる

専用のシステムの導入などで情報やデータを一元化すれば、現場での確認作業を軽減できます。

加えて、煩雑な事務作業も工数と手間を軽減できるため、結果的に残業時間の削減につながるでしょう。

 

残業時間の削減は、働き方改革の一環としても効果的です。

建設業界で働く人のワークライフバランスが充実すれば、生産性の向上と将来的な人材確保にも期待できます。

 

建設業で業務効率化を進める方法

ドローン

慢性的な人手不足が続く建設業界で業務効率化を進めるためには、ITやIoTなどのデジタル技術を積極的に導入するのが効果的です。

ここでは、建設業で導入が進められている対策についてご紹介します。

 

なお、建設業の業務効率化に活用できるサービスについては「建設業で活用できるサブスクサービスとは?活用して業務効率化を」でも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

専用ITツール

1つのプロジェクトが滞りなく進行するには、煩雑な事務作業が必要となります。

見積から受注、施工、完成に至るまで、建設業界にはさまざまな書類が発生し、その都度、多くの工数が取られます。

 

一般的にプロジェクトには複数の事業者が関わるため、書類の確認などに要する手間は大きく、時間も必要となるでしょう。

専用のITツールを活用することによって、さまざまな段階で手間と工数を減らすことが、事務に要する時間と労力の削減につながります。

 

建設業の事務作業の中でも、特に工数がかかるのが積算見積

積算見積の効率化に効果的なシステムやソフトについては「積算・見積を効率化するシステムやソフトは?表計算ソフトには問題点も」でも解説しています。

 

ビジネス用チャットツール

建設業だけでなく、複数の担当者が関わる業務において効率化に役立つのは、ビジネス用のチャットツールです。

 

これまで利用される場面が多かったメールや電話は、基本的には1対1のコミュニケーションツールです。

一方、チャットツールは複数人が同時にコミュニケーションを取れるため、参加者全員が同時に情報共有できる点が効率的です。

 

加えて、写真や画像などの情報も共有でき、あとから見直して確認もできるため、内容の勘違いや伝達ミスを防ぐ効果もあります。

 

ウェアラブルカメラ

ヘルメットや作業服に装着して、行なっている作業を撮影できるのがウェアラブルカメラです。

 

離れた場所にいる人に、リアルタイムに映像や音声を共有できるため、現場にいない人でも作業の状態を確認できます。

技術者が現場に訪れなくても遠隔から管理できるため、労働時間の短縮や人手不足の解消も期待できます。

 

技術者の作業を撮影して残すこともできるため、技術の継承という側面からも有効活用が期待できるでしょう。

 

ドローン

これまで人が現場で実施していた業務の中でも、確認だけの作業などはドローンに任せることも可能です。

特に、高所での点検や工事全体の進捗状況の確認などは、人が実際に行くよりも短い時間で済むことが多く、危険も伴いません

 

さまざまな分野で活躍するドローンは、建設業界においても労働時間の短縮や安全の確保に大きな役割を果たします。

 

建設業の積算業務の効率化は専用ソフトの活用を

建設業の業務効率化には早急な対策が必要です。

人材の育成や技術の継承にはある程度の時間が必要となりますが、事務作業などは専用システムを導入することで、効率的に業務を進められるようになります。

 

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建設業の業務効率化はデジタル化で早急な対策を!

慢性的な人材不足や政府が推進する働き方改革への対応を背景に、建設業の業務効率化は早急に実現すべき課題となっています。

 

建設業では1つの現場に複数の事業者が参加することが多いため、これまでルールの統一や一律の業務改善が難しいとされてきました。

 

建設業の業務効率化の鍵は、情報やデータのデジタル化にあります。

専用システムでデータ化すれば、複数の関係者間でもリアルタイムに情報共有が可能です。

紙での資料をシステムに入力できれば、紙に費やしていたコストの削減や、資料を紛失するリスクも軽減できるでしょう。

また、資料やデータの確認作業や、工数と手間のかかる事務作業の削減にもつながるため、労働時間の短縮と業務全体の生産性向上が期待できます。

 

アークシステムでは、拾い出し・積算見積を効率化する「楽王シリーズ」を提供しています。

建設業の工数と手間を軽減し、業務効率化を進める対策として、ぜひ「楽王シリーズ」をご検討ください。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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