こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。
制度の変更に対応したり、業務を効率的に進めたりするためにも、会社へのITツールの導入は必須。
もちろんITツールの導入には費用がかかりますから、政府もそれに対して補助金制度を設け、企業を支援しています。
補助金の対象には積算ソフトや拾い出しソフトも含まれていて、アークシステムの「楽王シリーズ」も、IT導入補助金の対象ツールに認定されています。
今回は中小企業のITツール導入に対する補助金制度、「IT導入補助金」についてわかりやすく解説します。
IT導入補助金とはどんな場合に活用できる補助金で、どんな事業者やツールが対象になるのでしょうか?
申請方法や申請・交付スケジュールなどもあわせて解説します。
※2023年5月時点での情報です
目次
IT導入補助金とは?積算ソフト導入の負担は軽減できる?
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者がITツールを導入する際に活用できる補助金制度です。
近年は、消費税率の変更や社会保険対象の拡大、インボイス制度の開始予定など、毎年のようにさまざまな制度変更があります。
それらに対応するため、また、働き方改革への対応や業務を効率的に進めるためにも、ITツールの導入は必須といえるでしょう。
また、ITツールの導入により業務の効率化を図ることは、人材不足の解消や、ペーパーレス化によるコストの削減など、さまざまなメリットにもつながります。
建設業における人材不足の解消やペーパーレス化のメリットについては、下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
建設業界でペーパーレス化が必要な理由は?メリットや具体策も紹介!
IT導入補助金は、ITツール導入を支援し、企業の生産性向上や企業間取引のデジタル化を促進するという狙いがあります。
IT導入補助金は大きく分けて「通常枠」「セキュリティ対策推進枠」「デジタル化基盤導入枠」の3つに分かれています。
さらに通常枠はA類型・B類型に、デジタル化基盤導入枠はデジタル化基盤導入類型・複数社連携IT導入類型・商流一括インボイス対応類型にそれぞれ分かれます。
※複数社連携IT導入類型は複数の中小企業や小規模事業者が連携してITツール・ハードウェアを導入する際に活用できる類型です。
IT導入補助金の2023年の変更点
IT導入補助金は2017年からスタートしている補助金制度で、2023年で7回目の実施となります。
2023年の制度では、以下の点が新しく変更となりました。
通常枠(A類型)の補助金の下限額引き下げ
2022年までは30万円だった補助金の下限額が、5万円に引き下げられました。
A類型の補助率は1/2なので、これまでは60万円以上の購入が必要でしたが、2023年からは、10万円以上の購入から補助が受けられるようになり、より安価なITツールも導入可能になりました。
通常枠クラウド利用料の補助が拡充
近年のITツールは、買いきりのソフトウェアだけでなく、年額や月額料金を支払って利用するものも増えています。
2022年のクラウド利用料の補助は、補助期間が最大1年でしたが、導入したITツールの継続活用を促進するため、2023年よりA・B類型ともに最大2年に拡充されました。
デジタル化基盤導入類型の補助下限額の撤廃
デジタル基盤導入枠は、2022年に新設され、ソフトウェアに加え、PC・タブレットやレジ・券売機といったハードウェアについても補助対象となりました。
2023年では、これまでは5万円だったデジタル化基盤導入類型の補助下限額を撤廃。
最低購入額がないため、これまで申請できなかった安価なITツールも補助の対象になります。
商流一括インボイス対応類型を新設
インボイス制度への対応を促進するため、IT導入補助金のデジタル基盤導入枠に「商流一括インボイス対応類型」が新たに設置されました。
取引関係における発注者(大企業を含む)が、インボイス制度に対応したITツール(受発注ソフト)を導入し、受注者である中小企業・小規模事業者等に対して当該ITツールを無償で利用させる場合に補助を行います。
インボイス制度は、建設業にも大きな影響を与えます。
こちらもコラムでもご紹介しておりますので、ご参考ください。
インボイス制度が建設業に与える影響とは?知っておくべき注意点も
みらデジ経営チェック実施の要件を追加
中小企業庁が実施するデジタル化支援ポータルサイト「みらデジ」は、事業者が経営課題をデジタル化により解決することをサポートするポータルサイトです。
「みらデジ経営チェック」を活用することで、自社のデジタル化を中心とした経営状態やデジタル化の取り組み状況を可視化し、課題解決に向けた支援策などを紹介してくれます。
2023年より、下記の申請要件に、「みらデジ」における「みらデジ経営チェック」を交付申請前に行うことが要件として追加されました。
- 通常枠
- デジタル化基盤導入類型
- 商流一括インボイス対応類型
- セキュリティ対策推進枠
gBizIDプライムを利用して事業者登録を行なった上で、みらデジ経営チェックを実施する必要があります。
加点措置の追加
通常枠、デジタル化基盤導入類型、商流一括インボイス対応類型、セキュリティ対策推進枠において、健康経営優良法人、地域DX促進活動支援事業、介護職員等特定処遇改善加算、女性活躍・子育て支援の加点措置が追加されました。
また、事業継続力強化計画の加点措置はセキュリティ対策推進枠のみ加点措置に追加されています。
IT導入補助金の対象ITツール、対象となる事業者は?
IT導入補助金の対象となるITツールは、IT導入補助金事務局が認定したものに限ります。
ソフトウェアであれば、会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフトなど。
ハードウェアであれば、PC、タブレット、プリンタ―、スキャナー、POSレジ、券売機などで、個別のツールが補助対象であるかどうかはIT導入補助金サイトから検索することができます。
さらに、通常枠では「業務工程や業務種別を満たし、生産性の向上に役立つもの」、デジタル化基盤導入枠では「会計・受発注・決済・ECのうち1(または2)機能以上」など、種類によって満たすべきツールの要件が定められています。
また、IT導入補助金の対象となるのは、資本金3億円以下、従業員300人以下の中小企業と小規模事業者ですが、商流一括インボイス対応類型のみ、中小企業・小規模事業者に加え、大企業も補助対象となります。
業種や申請する補助金の類型によって、さらに細かい要件に分かれています。
自社が対象事業者に該当するかどうかは、IT導入補助金サイトで確認することができます。
アークシステムの積算ソフト「楽王シリーズ」も対象製品!
アークシステムでは、拾い出し・積算見積を効率化する専用ソフト「楽王シリーズ」を提供しています。
効率化はもちろん、ファイル管理や業務標準化など、あらゆる課題まとめて解決。
始めやすいサブスク版もご用意しておりますので是非ご検討下さい。
※パッケージ製品のみIT導入補助金の対象製品となります。
■サブスクリプション版 「楽王Link」「楽王Crew」
- 【楽王Link】雛形や材料データ、見積書のオンライン共有で業務標準化!
- 【楽王Crew】担当者がお一人の企業様向け。気軽に始められる
「楽王Link/楽王Crew」は、月額制で始めやすくて続けやすく、業務の属人化、ファイル管理、業務工数の削減など、積算業務の課題をまとめて解決いたします。
まずは、気軽に始められるサブスク版で始めましょう!
製品サイトより、ぜひお申込みください!
■パッケージ版 「楽王3」 (IT導入補助金対象)
- 【楽王3】業務課題をヒアリングし、まとめて解決可能!組織運用に乗せる充実のサポートが可能な旗艦モデル
自社独自の積算ルールを変えずに、業務をより効率化したい…
初めての積算見積ソフトの導入で、サポートを受けながら利用したい…
色々な業者に問い合わせたけど、自社の要件に合った積算見積ソフトが見つからない…
そのような企業様には、「楽王3」がおすすめ!
貴社独自の計算方法や、材料、単価、帳票の雛形など、業務でのご要件に合わせてカスタマイズし、貴社の業務にベストマッチするソフトを納品。
貴社の業務課題をヒアリングし、まとめて解決できる積算ソフトです。
また、運用に乗る充実のサポート体制も魅力。
業務負担をかけないスケジュールを提示し、しっかり寄り添いサポートいたします。
まずは製品サイトより、お気軽にご要件をお聞かせください!
■サブスク/パッケージ版 拾い出しソフト「ヒロイくんⅢ」
(パッケージ版のみIT導入補助金対象)
積算に必要な「拾い出し」の際には、読み込んだPDFやCAD図面をマウスクリックだけで拾い出せる「ヒロイくんⅢ」もあわせて導入をご検討ください。
誰でも簡単に使えるシンプルさが魅力の製品です。
積算・拾い担当者だけでなく、営業担当者様や職人さんも利用する企業様もいらっしゃいます!
資材の数量や長さ、面積、体積などを簡単操作で拾い出し可能で、自動計算と自動集計により、工数削減はもちろんヒューマンエラーの防止にも寄与します。
拾い出した結果を楽王に取り込む事で、見積内訳を自動作成。
製品デモを実施中!
資料請求やデモ依頼は製品サイトより、ぜひお気軽にお申込みください。
IT導入補助金の申請スケジュールや申請方法も解説!
2023年のIT導入補助金は、年に数回締め切りが設定されており、通常枠とセキュリティ対策推進枠は第2次公募中、デジタル化基盤導入枠は第3次公募中です。
【通常枠(A・B類型)】
- 公募締切日:6月2日(金)17:00
- 交付決定日:7月11日(火)(予定)
- 事業実施期間:交付決定~11月30日(木)17:00
- 事業実績報告期限:11月30日(木)17:00
第3次以降の締切日は以下の通りです。
- 第3次公募締切日:7月10日(月)17:00(予定)
- 第4次公募締切日:7月31日(月)17:00(予定)
【セキュリティ対策推進枠】
- 公募締切日:6月2日(金)17:00
- 交付決定日:7月11日(火)(予定)
- 事業実施期間:交付決定~11月30日(木)17:00
- 事業実績報告期限:11月30日(木)17:00
第3次以降の締切日は以下の通りです。
- 第3次公募締切日:7月10日(月)17:00(予定)
- 第4次公募締切日:7月31日(月)17:00(予定)
【デジタル化基盤導入枠(デジタル化基盤導入類型)】
- 公募締切日:6月2日(金)17:00
- 交付決定日:7月11日(火)(予定)
- 事業実施期間:交付決定~11月30日(木)17:00
- 事業実績報告期限:11月30日(木)17:00
第4次以降の締切日は以下の通りです。
- 第4次公募締切日:6月20日(火)17:00(予定)
- 第5次公募締切日:7月10日(月)17:00(予定)
- 第6次公募締切日:7月31日(月)17:00(予定)
IT導入補助金の申請は、IT導入補助金2023サイトより電子申請で行います。
申請にあたっては、事前に「gBizIDプライム」アカウントの取得と「SECURITY ACTION」の宣言、「みらデジ経営チェック」の実施が必要です。
gBizIDプライムアカウントID発行には2週間程度かかりますので、申請を検討している方は早めに取得しておきましょう。
IT導入支援事業者と共同で交付申請の事業計画を作成し、事務局へ提出。
交付決定を受けたあとに、ITツールの購入、支払いなどを行い、事業実績報告後に補助金が交付されます。
その後、決められた期限内に事業実施効果報告を提出します。
IT導入補助金を活用しよう! 積算ソフトも補助金の対象
IT導入補助金とは、中小企業や小規模事業者が業務効率化などのためにITツールを導入する際に活用できる補助金制度です。
2023年はより安価なITツールが導入できるよう、補助金の下限金額の見直しや撤廃、デジタル化基盤導入枠におけるクラウド利用料の補助の拡充、商流一括インボイス対応類型を新設。
これまでに比べて利用しやすい内容に変更されています。
現在、通常枠とセキュリティ対策推進枠は第2次公募中、デジタル化基盤導入枠は第3次公募中となっています。
さまざまな制度変更に対応しながら業務効率アップを図るためにも、ITツールの導入は欠かせません。
ソフトウェアでは会計ソフト、受発注ソフト、決済ソフト、ECソフトなどが対象で、アークシステムの拾い出し・積算見積ソフト「楽王シリーズ」も、IT導入補助金の対象ツールに認定されています。
ご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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