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積算の基礎知識

2022.01.20

工事価格の構成とは?内訳や積算に関わる直接工事費や間接工事費も

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。

 

工事費用の見積を出す積算では、工事におけるさまざまな費用をすべて算出し、一つひとつ積み上げていきます。

 

工事費用の中でもメインとなるのが「工事価格」。

しかし、工事価格の構成が、いまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。

 

今回のコラムでは、工事費用における「工事価格」について解説。

工事価格の構成やその内訳ごとの内容、算出方法などをご紹介します。

 

工事価格の構成をわかりやすく解説!

工事費のメインとなる工事価格。

工事価格は「工事原価」と「一般管理費」の2つで成り立っています。

 

工事原価

工事原価とは、工事現場でかかるすべての費用が該当します。

建物を建てるための建材や部品をはじめ、作業員の人件費、現場事務所の設置費用、電気・水道・光熱費など、範囲は幅広いです。

 

工事原価をその内容ごとにさらに細かく分けると、直接工事費と共通仮設費からなる「純工事費」と、「現場管理費」の2つに分かれます。

 

純工事費

  • 直接工事費:工事施工に直接かかる費用。建材や職人の人件費など
  • 共通仮設費:主に工事後に撤去される仮設設備の費用など

 

現場管理費

工事現場を管理するための費用です。

現場監督の人件費や、現地事務所の維持費(光熱費、設置費用)、交通費、社会保険や労災保険、雇用保険などが該当します。

 

一般管理費

工事現場でかかる費用ではありませんが、企業の経営を維持するために必要な費用です。

本社や事務所の光熱費、通信費、固定資産税、事務職員の給料や保険料、広告料などが該当します。

 

それぞれを表に表すと、下記のようなイメージとなります。

工事価格

「共通仮設費」「現場管理費」「一般管理費」は、あわせて「間接工事費」とも呼ばれます。

 

工事価格の中で、特に重要となるのが「直接工事費」と、この「間接工事費」。

次で、それぞれ少し詳しく見ていきましょう。

 

積算工事価格の構成の1つ「直接工事費」を知っておこう

積算での工事価格を構成する一つ「直接工事費」。

直接工事費は、さらに「材料費」「労務費」「直接経費」3つに分かれます。

 

材料費

施工に使用する材料や部材の費用です。

設計上必要な数量に加え、ロス分も含めて、算出します。

 

■算出方法

材料費=所要数量(設計数量+(1+ロス率))×材料単価(購入単価+運搬費)

 

労務費

作業を行う職人や作業員の人件費で、日当と残業分の割増賃金が該当します。

賃金とは別の食事代や交通費、作業員ではない事務職員の給料などは含まれません。

 

■算出方法

所要人数(設計作業量×該当作業の歩掛)×労務単価(基本日額+割増賃金)

 

歩掛(ぶがかり)とは、作業ごとにかかる手間を数値化したものです。

歩掛についてはこちらのコラムでも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

積算に重要な歩掛とは?計算や使用の注意点・メリットをチェック

 

直接経費

特許使用料、水道光熱電力料、機械経費の3つの費用が該当します。

 

特許使用料は使用料実費のほか、派出する技術者の費用も含まれます。

水道光熱電力量は、工事で実際に使用した分の利用料金が該当し、水道局や電力会社の規定に基づいて算出されますが、基本料金は間接工事費に含まれます。

 

機械経費は、機械の整備や修理代、償却費、運転する技術者の労務費などが該当し、国土交通省が示す「請負工事機械経費積算要領」に基づいて算定します。

 

直接工事費については、「積算における直接工事費とは?その内訳や計算方法を詳しく解説!」でもお話しておりますので、あわせて参考にしてみてくださいね。

 

積算工事価格の構成の1つ「間接工事費」も確認!

間接工事費とは、施工そのものではなく、工事に間接的にかかる費用(経費)です。

民間工事では「諸経費」、公共工事では「共通費」と呼ばれることもあります。

 

間接工事費は、先にもお話した通り「共通仮設費」「現場管理費」「一般管理費」の3つが該当します。

  • 共通仮設費:足場や養生、仮囲い、仮設事務所など、主に現場で工事の補助のために建てられ、工事が終わったら撤去される仮設物にかかる費用
  • 現場管理費:工事現場を維持管理するための費用。作業員以外の現場管理者の人件費や現場の損害保険・火災保険料、作業員の食事代や通勤費、現場事務所の光熱費や通信費など
  • 一般管理費:企業の経営維持に必要となる費用。本社や事務所の光熱費、通信費、固定資産税、事務職員の給料や保険料、広告料など

 

間接工事費の算出方法

間接工事費の算出方法は2種類あります。

  1. 国土交通省が定める「公共建築工事共通費積算基準」を基準とし、実際に必要となる完成工事費を一つずつ積み上げて算出する
  2. 過去実績などに基づいて間接工事費比率を出し、その比率を使って算出する

 

このように間接工事費を算出する方法には2種類ありますが、一般的には②の方法を用い、直接工事費や工事原価に一定の比率をかけて算出します。

 

間接工事費や一般管理費の詳細や算出方法については、こちらのコラムでも詳しくご紹介しています。

積算における間接工事費とは?直接工事費との違いや内訳を解説!

積算における一般管理費とは?内訳や一般管理費等率の改定も確認!

 

 

工事価格の構成や内訳、内容の算出方法を知ろう

工事価格は「工事原価」と「一般管理費」の2つで構成され、工事費の大部分を占める費用です。

内訳には、直接工事費や間接工事費など、積算でも重要な部分が含まれています。

 

工事費用の積算は、工事におけるすべての費用を一つひとつ算出し、積み上げていく細かな作業。

計算を一つでも間違えると正しい見積が作成できず、赤字工事になってしまったり、取引先からの信頼を失ってしまったりする恐れもあります。

 

積算における各項目の内訳や内容、算出方法をしっかり理解して、正確な積算を行いましょう。

 

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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