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セキさんのお役立ちブログ

積算の基礎知識

2022.10.21

積算の流れ・手順を詳しく!うまく進めるポイントもご紹介

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こんにちは!ITの力で建設業界に貢献するアークシステムです。

 

積算とは建設業特有の専門業務で、建設工事の受注や進行するためにとても重要なもの!

正確な積算ができないと、赤字工事のリスクもあります。

 

今回はそんな積算について、目的や内容、行う流れや手順などを詳しく解説します。

積算を正しくスムーズに行うために、押さえておきたいポイントもあわせてお伝えしますね。

 

積算とは?内容や目的など基本を解説

積算とは、建設工事にかかるすべての費用を積み上げて、全体の工事費用を算出する業務です。

工事の設計図や仕様書などの書類を読み解き、工事に必要な材料、作業、人材などを拾い出し、その費用を一つひとつ積み上げて、工事にかかる総費用を計算します。

 

積算で工事にかかる費用を算出したら、そこへその他の経費と企業の利益を加え、見積(請負金額)を作成するのです。

 

このように、積算と見積は、経費や利益などが加わっているかどうかという点が大きく異なります。

 

建設工事は、いわばオーダーメイドの受注生産。

建設物や工事の内容、使う材料や工程によってかかる費用が異なるため、工事ごとに積算をしなくては、正確な工事費用を把握できません。

正しい積算のもとで見積をつくらなければ、赤字工事になってしまう恐れもあります。

 

こちらのコラムでも、積算の仕事について掘り下げてご紹介しています!

積算とは?その仕事内容や向いているタイプ、仕事の探し方までご紹介

 

積算の流れ・手順、役立つ参考資料もご紹介を詳しく!

積算を行うには、大きく以下の3つのプロセスがあります。

流れに沿ってご紹介します。

 

【1】数量の拾い出し

設計図や仕様書などの設計図書から、材料の数量、人材の必要量を拾い出します。

 

人材の必要量は国土交通省の「公共建築工事標準単価積算基準」、材料の数量は建設物価調査会発刊の「土木工事標準歩掛」などの数値を参考に算出。

同じような工事に見えても、規模や工法、施工場所、工事期間などによって必要な数量は異なりますので、さまざまな要素を考慮して数量の算出を行う必要があります。

 

【2】単価設定と工事費用の算出

人材や材料の単価を設定し、それぞれの数量に単価をかけて人材・材料ごとの費用を算出。

それをすべて積み上げて、総工事費を算出します。

単価は建設物価調査会の「建設物価」や経済調査会の「積算資料」などを参考にして設定。

 

また、人材にかかる費用(労務費)の計算では、工事の難易度や手間を数値化した「歩掛」も使用して計算します。

 

歩掛の考え方や計算方法は「積算に重要な歩掛とは?計算や使用の注意点・メリットをチェック」のコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

【3】書類の作成

工事費用を算出したら、工事費用にその他の経費、利益を加えて請負金額を出し、見積書を作成します。

 

また、内訳書、明細書、仕訳書などに、工事ごとの内容や数量、単価、金額などの明細を記載し、見積書に添付します。

 

積算の項目(構成要素)についてもチェック!

積算では工事にかかるすべての費用を計算します。

 

工事費用を構成する主な項目を一覧表にすると以下のイメージです。

工事原価は工事現場でかかるすべての費用を指します。

 

工事原価はさらに、管理的費用の「現場管理費」とそれ以外の「純工事費」に分かれ、純工事費は工事施工に直接かかる「直接工事費」と、工事後には撤去される仮設設備の費用「共通仮設費」に分かれます。

 

直接工事費は、「材料費」「労務費」「直接経費」の3つで構成されています。

「一般管理費」「現場管理費」「共通仮設費」の3つは、間接工事費という分類にもなります。

 

積算を構成する項目は「工事価格の構成とは?内訳や積算に関わる直接工事費や間接工事費も」でさらに詳しくご紹介しています。

 

積算では、これらの項目のすべてに対し一つひとつ積み上げて、工事価格を算出します。

項目の抜け漏れや計算ミスがあると、正しい見積が作れません。

 

積算をうまく進めるためのポイントは?

建設工事をスムーズに進めるためにも、積算は正確に、そしてスピーディに進めたいもの。

積算を上手く進めるためのポイントを3つご紹介します。

 

施工計画の段階から詳細を正確に明記する

施工計画を立て設計図などを作る段階から、できるだけ工事内容の詳細を指定、明記しましょう。

 

記載が必要なのは材料の種類や工法だけではありません。

使用する機械や工程、仮設設備、安全管理や環境整備の方法、使用後の廃棄物の処理方法など、細かな部分までしっかり決めておくことで、必要な予算を漏れなく拾い出し、正確な積算が行えます。

 

施工計画書について、下記のコラムでも詳しくご紹介しておりますので、あわせてご参考ください。

施工計画書とは?作成手順やポイント・注意点を押さえておこう

 

施工条件をしっかり把握する

同じような工事に見えても、その敷地や気候の条件によって必要な構造や工法、材料の種類や数量、日程が異なってきます。

 

工事ごとの環境や条件の把握・考慮は、正確な積算には欠かせません。

資料から確認できない場合は、現地の関係者に問い合わせるなどして事前に確認しておきましょう。

 

拾い出しソフト/積算見積ソフトを活用する

積算は細かな手間がかかり、正確性を求められる業務のため、拾い出しソフトや積算見積ソフトなどのツールを活用するのもおすすめ。

便利な機能を使って積算業務の効率化を図れます。

 

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積算の流れや手順、スムーズに進めるポイントを知ろう!

積算とは、建設工事にかかる費用を一つひとつすべて積み上げて、全体の工事費用を算出する業務。

建設工事は、工事によって建設物や工事内容、工程、材料、工期などがそれぞれ異なり、もちろんかかる費用も異なります。

 

そのため、それぞれの工事にかかる費用を積算で正確に把握するのです。

積算で正確な工事費用を把握したら、そこにその他の経費と利益を加えて見積(請負金額)を作成します。

 

積算の流れは、設計図書から人材や材料などの数量を拾い出し、単価を設定し、数量に単価をかけてそれぞれの費用を算出。

請負金額は見積書、工事費用の内訳や明細は内訳書、明細書、仕訳書などに記載し、必要書類を作成していきます。

 

積算は正確さを求められる業務。

スムーズに進めるためには、設計図や仕様書を作成する段階からできるだけ細かく内容を記載していきましょう。

土地や気候条件などでも工事内容が変わってくるので、施工条件も漏れなくチェック。

拾い出しソフトや、積算見積ソフトを活用するのも、積算業務の効率化を図るのにおすすめです。

 

アークシステムが提供する拾い出し、積算見積ソフト「楽王シリーズ」なら、手間のかかる積算見積業務を効率化し、スピーディかつ正確に!

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この記事を書いた人

建設ICT事業 企画/プロモーション佐藤 一也

第二種電気工事士、基本情報技術者試験の資格を保持する。
10年以上のシステム開発経験を活かして、建設業向けの製品企画とプロモーションを行う。

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